習い事

女の子は何の習い事をしたい?人気の習い事&タイプ別習い事をご紹介

女の子の習い事

親であれば、子どもに「こういう風に育って欲しい」という理想が多少なりともあるものです。
子どもが女の子の場合、親が子どもの頃に憧れていた習い事をさせたいと考える人も多いと思います。
ただし、イメージだけで習い始めると「こんなはずではなかった」と後悔してしまう人がいるのも事実です。
せっかく習うからには、長く続けさせたいですよね。
この記事では、女の子に人気の習い事や親が習わせたい習い事などをご紹介します。

女の子に人気の習い事ベスト8

まずは子ども自身が習いたいと思う習い事8つをご紹介します。
女の子に人気の習い事の特徴もまとめてみましたので、ご覧ください。

ピアノ

ピアノは、いつの時代も女の子に人気のある習い事です。
小さい頃から音楽に触れることは、子どもの感情情緒を育んでくれます。
さらには楽譜を読む力や、音を正しく聴き取る力が養われます。
練習次第では絶対音感を身につけることもできます。

女の子のピアノ教室

ピアノの発表会は、子どもの成長を感じることができるので、親も祖父母も楽しみな行事の1つとなります。
ピアノをある程度弾けるようになると、小中学校の合唱コンクールで伴奏者に選ばれる機会もあるかもしれません。

しかし、幼い頃にピアノを習っていたことがある高校生くらいの子どもたちの中には、「今は全然ピアノを弾けない。」と話す子が多いことも確かです。
ピアノを弾きこなせるようになるためには、コツコツと継続して練習をする必要があるといえます。

ピアノを置く場所が家にあるということも習うための大切な条件です。
電子ピアノのタッチもかなりピアノに近づいてきていますが、ピアノを習い続けるためには、本物のピアノでの練習が必要となります。
ピアノを置ける十分な広さや、周囲へ迷惑をかけない住環境が整えられるかどうかは、ピアノを習う上で重要なポイントといえるでしょう。

月謝:4000円~15000円程度(技術が上がると月謝が高くなることも多い)
その他の費用:楽譜代、発表会の際の会場費負担や衣装代、先生へのお礼など
レッスン時間:週1回30分程度

スイミング

昔に比べて小学校の水泳の時間に泳げない子どもは、ずいぶんと少なくなりました。
子どもが0~3歳の幼いうちから、スイミング教室に通わせる親が多くなったからだと考えられます。
子どもが水を怖がり始める前にスイミングを習うことで、泳ぐことへの抵抗感を減らすことができます。

とくに女の子は、小学校高学年になると、身体的な変化がでてくる頃です。
スイミングを嫌がる時期を迎える前に、ある程度泳げるようになっておくことはよいことです。

多くのスイミングスクールではバスの送迎があるところが多く、親の手間が少ないところも魅力です。
子どもが1人で着替える練習にもなり、自立の第一歩としても優れた習い事ではないでしょうか。

泳げるようになれば、いざというときに自分の身を守ることができます。
タイムを競ってオリンピックに出ることは素晴らしいことですが、それほどの技術がなくても役立つ習い事です。一通りの泳ぎ方を身につけられれば、一生のスキルとなるでしょう。

月謝:3000円~30000円程度
その他の費用:水着、ゴーグルなど(スクールによってはコースが変わるたびに色の違う帽子を買うこともあり)
レッスン時間:週1回60分程度

英語・英会話

2020年度より、小学校3年生から英語が授業に組み込まれます。
今までは中学生から英語の授業が行われていましたが、これからは小学校高学年から本格的な英語の授業が始まります。
教育現場でも今までより一層、英語が重要視されています。

英語耳は6歳くらいまでに育つといわれています。
幼いころから英語を習い始めると、子どもは自然に英語を聴き分けられるようになります。
小学校で英語を学び始める前に習うことで、授業の理解が早まることでしょう。
なにより、将来英語を使いこなせるようになることは、子どもにとって強みとなります。

月謝:3000円~20000円程度
その他の費用:英検の受験費用、ハロウィンやクリスマスなどのイベントがある場合の衣装代、お菓子代など
レッスン時間:週1回60分程度

バレエ

小さな女の子がレオタードやタイツを身につけてバレエのレッスンをしている姿はとてもかわいらしいですね。
見ているこちら側も、思わず微笑んでしまいます。

バレエは見た目のかわいさだけではなく身体的にも効果的です。
姿勢がよくなり、身体がしなやかになり、体形も美しく整います。
美しくなれるということから、女の子には昔から人気のある習い事の一つです。

しかし、一般的にバレエを習うことは金銭的な負担が大きくなりがちです。
日常のレッスンだけであれば、他の習い事とさほど月謝は変わりませんが、発表会での衣装代や、会場費の負担があるため、費用が高くなるようです。

さらに教室によっては、金銭面だけではなく、親が手伝いをしなければならないことがあります。
手伝いの内容は、発表会用の衣装の手作りから、チラシやチケットなどの印刷物の作成、発表会の運営などです。

とはいえ、すべてのバレエ教室で親の負担が大きいわけではありません。
自治体の広報などで募集しているバレエ教室を探したり、親の負担が少ない教室を探したりして事前にリサーチをすることをおすすめします。

月謝:3000円~7000円程度
その他の費用:レオタード、トゥシューズ、タイツなどの衣装代、発表会の衣装代、会場費、先生へのお礼代
レッスン時間:週1~2回 60分~90分程度

体操・新体操

体操はオリンピックの種目でも注目される人気のスポーツです。
最近では、跳び箱や逆立ちの練習を行っている幼稚園もあります。
幼児期に全身運動をすることが、大切だと考えられるようになってきました。

体操を小さな頃から始めるメリットの一つは、怖がらずに楽しんでできることです。
逆上がりや跳び箱・バック転などはある程度の年齢になると、ケガを怖がり、思い切った挑戦ができなくなります。
その点、恐怖感が出てくる前の幼いころに行えば、勢いでできてしまうことがあります。
小学校の体育の授業で、子どもがさっそうと跳び箱を跳ぶことができればカッコいいですよね。

新体操もまた、女性らしい動きと力強い動きをあわせ持った素晴らしい競技です。
新体操をすると子どもたちは、姿勢がよくなり体形もきれいに整っていきます。
さらに、リズム感や集中力、協調性などを身につけることができます。

月謝:5000円~7000円程度
その他の費用:レオタード、用具類
レッスン時間:週1回 60分~90分程度

ヒップホップダンス

スポーツ的要素と音楽的要素をかねそなえたヒップホップダンスも人気です。
2012年度から中学校で必修化となり、ダンス教室の人気に拍車がかかりました。

現代の子どもたちは、放課後も忙しく、外遊びの時間も少なくなっています。
音に合わせて思い切り身体を動かせるダンス教室での時間は、子どもたちにとって貴重な機会となることでしょう。

リズムにのって仲間と一緒に踊ることは、楽しいものです。
身体を動かすことで体力もつき、身体的能力の向上が期待できます。
さらに協調性、集中力、表現力など、たくさんのことを身につけられます。

月謝:4000円~20000円/月程度
その他の費用:衣装代やシューズ代、発表会の費用
レッスン時間:週に1回 60分程度

絵画

絵を描くことが好きな女の子は多いですよね。
子どもが一生懸命描いた絵は、生き生きとしていて魅力的です。

しかし、自宅で好きなように描かせているだけでは目覚ましい上達は望みにくいものです。
できれば専門の教室で絵の技法を一から学ぶことができれば、もっと上手くなるのではないでしょうか。
絵画の基本を学ぶことで、子どもは絵を描くことが好きから得意に変わります。

絵が得意になれば、学校で表彰されたり、絵画コンクールで受賞したりするかもしれません。
目に見える形で評価をされることで、子どもは自信をつけることができますよね。

さらに、学校の授業の美術でも良い成績をおさめられる可能性が高まります。
内申書では美術の成績も重視されるので、絵画を習うことは、学校生活においても有利になるでしょう。

月謝:5000円~20000円程度
その他の費用:絵画道具、スケッチブック・キャンバスなど
レッスン時間:60分~120分程度

料理・お菓子づくり

料理をする男性は増えてきましたし、よい傾向だと思います。
しかし、女の子には特に料理好きになってもらいたいと考える親御さんも多いのではないでしょうか。

親が、料理やお菓子づくりが得意なら、家で子どもと一緒に作るのも楽しいものですね。
親が、料理を不得意と感じていたとしても、親子料理教室に参加するという方法もあります。

親子で一緒に料理を作るのはとても楽しいです。

親子でお菓子作り

子どもは今までは出来上がった料理を食べるだけだった立場から、実際に作ってみる立場になることで新たな発見が生まれるはずです。
どのような材料をどのような方法でつくるのかを体験できれば、食べものの大切さを知り、作った人に感謝できるようになります。

苦手だった食材を食べるきっかけになるかもしれません。
食は人が生きるためにとても大切なものです。
料理を習うことを通じて、子どもは早い時期に食について考えることができるようになります。

月謝:5000円~10000円程度
その他の費用:エプロン、三角巾など
レッスン時間:月2回 1回90分程度

親が女の子に習わせたい習い事ベスト10

親が女の子に習わせたい習い事ベスト10は、「女の子に人気の習い事8つ」に習字と学習塾・幼児教室を加えたものです。

具体的には、
・ピアノ、スイミング
・英語
・バレエ
・体操・新体操
・ヒップホップダンス
・絵画
・料理
・習字
・学習塾、幼児教室
です。
次は習字と、学習塾の特徴をご紹介します。

習字

いつの時代も字をきれいに書けることは気持ちがいいものです。
字は人となりを表すといいます。
乱れた字よりも整った字を書ける人の方が、文字を見た人によい印象を与えます。
大人になっても、自分の書いた文字を他人に見られる機会は意外と多いものです。
きれいな文字を書けるようになれば、人前でも堂々と書くことができますよね。

習字を習うと、字や筆順を正しく覚えることができ、姿勢もよくなるところもメリットです。
習字をしている時間は心も落ち着き、集中力も養われます。

月謝:2000円~7000円程度
その他の費用:習字道具
レッスン時間:週1回 60分程度

学習塾・幼児教室

子どもの数は年々減少していますが、私立小中学校の入学希望者は依然として多いままのようです。
子どもが少ないからこそ、親が1人の子どもにかけてあげられる愛情も費用も多くなっているのでしょう。

私立小学校の入学試験を受けさせようと思ったら、幼稚園入園とほぼ同時に幼児教室に通うことが一般的といわれています。
さらに、私立中学校の入学試験を目指す場合は、小学校2、3年生の2月から、受験塾に通う人が多いようです。

受験の時期が小中学校になるか高校入学時になるかは、人それぞれですが、受験は子どもにとって避けて通れない関門です。
学習塾や幼児教室へ子どもを通わせることは、親から子どもへのサポートの一つといえるでしょう。

月謝:5000円~
その他の費用:模試、長期休暇中の講習代
レッスン時間:週1回60分~

その習い事、いつから始める?

子どもは6歳くらいまでは、何に関してもスポンジが水を吸収するような勢いで習得していきます。
習い事を早く始めれば、その分短時間でたくさんのことを吸収できるでしょう。

元気な女の子

しかし、子どもが習い事を続けるには、本人のやる気も大切です。
習い事に興味を持ち楽しくできるようになるのは、幼稚園に入ってからではないでしょうか。

ただし、水に慣れたり、リズムにのったりすることは幼い子でもできます。
スイミングヒップホップダンスは、入園前の年齢で始めても大丈夫でしょう。

男の子と女の子、習い事にも違いがあるの?

男の子と女の子では習い事にも違いがあるのでしょうか。
男の子は、サッカーや野球など競い合うことに興味を持つ傾向があります。

理系頭の男の子の間では、ロボットやプログラミングの教室なども人気があります。
英語や習字などの落ち着いていなければならない習い事の場合、じっとしていられない子も多くみられます。
男の子は、興味のあることは高い集中力を発揮しますが、興味のないことにはまったく集中しないという特徴があるようです。

男の子に比べて女の子は色々なことに興味をもち、器用にこなす傾向があります。
ある程度の年齢までは、女の子の方が成長は早いといわれています。
女の子は、比較的飽きっぽいところがあるものの、どのような習い事でも一通りこなすことができるでしょう。

女の子だからこそ気をつけたい3つのポイント

ここからは、女の子だからこそ気をつけたい3つのポイントをお伝えします。

あれもこれも選ばない

女の子は友達と一緒に何かをしたがる傾向があります。
「〇〇ちゃんも習っているから習いたい。」と友達の影響を受けて次々と習い事を始めることはやめましょう。

1週間のほとんどに習い事のスケジュールを入れてしまうと、いくら疲れ知らずの子どもでも疲れてしまいます。
疲れている状態では、子どもは何をしても集中できず、いい結果は生みません。
幼稚園や小学校生活の妨げにもなりかねませんよね。
体験教室などに出向き、本当に習いたいのか、長く続けられるのか見極めることが大切です。
親子でじっくり話し合ってから、習い事を決めましょう。

周りに振り回されない

親子でよく相談して、習い事を決めたら、子どもの友達やママ友の言葉に振り回されないようにしましょう。
友達やママ友に、習い事に関してケチをつけられたり、他の習い事に誘われたりするかもしれません。
しかし、わが子に向いていると信じて始めた習い事なので、納得いくまで続けさせましょう。

競うための習い事ではなく、習得するための習い事だと理解させよう

習い事をするにあたって、子どもが本気で取り組むのか見定めるために、親はあまり初期費用をかけたくないとします。
費用をおさえるために、誰かから譲り受けたユニフォームや用具類を子どもに使わせる機会があるかもしれません。

でも女の子はファッションに興味がある子が多いですよね。
子ども同士で身につけるものや用具類を比較し合うことも考えられます。
親がお古を使わせようとしても、子どもは「かわいくないし、誰かが使ったものなんて嫌!」と拒否するかもしれません。
子どもがお古を嫌がった時は、技術を習得するためには用具が多少古くても問題ないことを上手に説明しましょう。
子どもが習い事に本気に取り組んでいる様子を確認してから、新品を買い与えるのも一つの方法ではないでしょうか。

夢中になれる習い事選びは、子どものタイプに合わせて探そう

本人が興味のある習い事がわかっているなら、習い事選びはあまり苦労しませんよね。
でも、もし「うちの子はどんな習い事が向いているのかわからない…」と迷っているのであれば、子どもの性格に合わせて習い事を選んでみてはいかがですか。
次に、子どものタイプとおすすめの習い事をあげてみます。

★おっとりタイプの女の子には…ピアノ、バレエ、絵画、習字がおすすめ。
(おっとりタイプの女の子は、集中して一つのことに取り組めるタイプ)

★しっかりタイプの女の子には…英会話、体操・新体操、料理・お菓子教室、学習塾・幼児教室がおすすめ。
(しっかりタイプの女の子は、ハキハキと受け答えをすることができ、行動的なタイプ)

★ノリノリタイプの女の子には…ヒップホップダンス、スイミングがおすすめ。
(ノリノリタイプの女の子は、運動神経バツグン、じっとしているのが苦手なタイプ)

ぜひ子どもの個性にあった習い事を選ぶための参考にしてくださいね。

まとめ

親は、わが子には色々なことができる大人になって欲しいと期待するものです。
習い事に関しても親は、次から次へと新しいものに興味がでてきますが、子どもにたくさんのことを押しつけないように気をつけましょう。
子どもの成長を見届けながら、親子共に習い事を楽しみたいものです。
親子でじっくり話し合って習い事を選んだら、周囲の言動にまどわされずに気長に習い事に取り組んでくださいね。

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