幼稚園から始められる厳選の習い事11種類をご紹介!
現在、幼稚園児のうちの7割以上は習い事をしていると言われています。
周りに流されて次々に習い事を増やしていませんか?気づかないうちに子供に無理強いしていませんか?
このページでは、幼稚園児の習い事の必要性や、それぞれの習い事の費用や特徴などをまとめています。
幼稚園児の習い事を考えるうえできっと役に立てると思います。是非最後まで読んでくださいね。
幼稚園児の習い事は必要か
幼稚園児に習い事が「必要」か、と問われたら、その答えは「No」だと考えます。
少々乱暴な言い方に聞こえるかもしれませんが、幼児期の習い事は必ずしもやらなければならないことはないはずです。
ただ、現在では幼稚園児でも毎日なにかしら習い事の予定が詰まっていてとても忙しそうなお子さんは多いですよね。
周りにそのような子が多いと焦ってしまい、とりあえず通わせているという親御さんも多いのではないでしょうか。
幼児期の習い事は子供の興味のある分野を伸ばし、自己肯定感を育てるために通うものだと考えます。
知識や技術というよりは、人格形成の成されるこの時期に得意分野をより伸ばすことにより「自分はできるんだ」という自己肯定感を育てることができます。
幼児期の習い事においてはこの点が最大のメリットではないでしょうか。
そのため、「必要」ではないのです。習い事でなくても自己肯定感は育てられますし、幼稚園や家庭の中でも同等の体験をさせてあげられることは多いです。
ですが、子供が非常に興味をもち楽しんでやっていることであれば、習い事に通わせると毎日にメリハリがつくということもあります。
要するに、幼児期の習い事では「子供が楽しんでやっているかどうか」がもっとも重要であり、楽しめないことはやる必要はないと筆者は考えます。
習い事はいつから始めるか
幼稚園に入ったタイミングで何かしらの習い事を始める子供が多いようです。
ただ、何を習うかにもよりますし、何より子供本人の興味と意思が大切ですので安易に「幼稚園に入ったから何か始めなければいけない」と焦るのではなく、その見極めが大切です。
周りに流されることなく、子供自身が興味を持った時が始め時です。親の導き方が重要になってきますので、焦らずじっくり考えましょう。
幼稚園児の習い事平均費用はいくらか
習い事にかける平均費用はいくらくらいになるのでしょうか?
ベネッセ教育総合研究所の「学校外教育活動に関する調査2017」によると、2017年の子供の習い事にかける月学平均費用は3歳では約3,200円、4歳(年少)では約4,800円、5歳(年中)では約7,900円、6歳(年長)では約9,800円との結果がでています。
一口に習い事と言ってもその分野や種類は多岐に亘るので、費用も様々です。
そこで、次の項では現在注目されている習い事の費用等をひとつひとつ紹介していきたいと思います!
習い事別の費用、時間、送迎有無、始められる年齢を紹介
それでは早速みてみましょう。
中には、パパママ世代には馴染みのない習い事もあるので要チェックです。
幼児教室
- 費用:8,000円~
- 時間:週1回から60分~
- 送迎:基本的には親の送迎
- 年齢:1歳頃から
幼児教室とは、就学前の子供を対象とした様々な教育を行う教室のことで、他の一般の習い事との大きな違いは幼児教育に焦点を置いていることです。
言葉や数字、計算といったいわゆる「お勉強」もしますが、メインはそこではなく、遊びやコミュニケーションを通じて自分を表現すること、意見をもつこと、問題を解決する能力を育てるのが目的です。
一口に幼児教室といっても、単に文字や計算のお勉強をするところもあれば小学校受験を前提としたお受験幼児教室もあります。
そういったところは費用が高くなりますし、週3~4回というところもありますので、費用や時間には幅があります。
このように幼児教室それぞれ性格が異なりますが、小学校に入るまでに勉強を先取りしておきたいという方には良いでしょう。
スイミング
幼児の習い事として常に人気のあるスイミング。水の中で運動することにより、体が強くなり風邪をひきにくくなったという経験談もあります。小学校から始まる水泳の授業で後れをとらないようにしたいとの目的で始める子供が多いようです。
週1回か週2回か、さらに選手コースなど複数のコースが設定されていることが多く、当然コースによって費用や時間は異なってきますのでスイミングを始められる際は実際に通うスクールの下調べが必要です。
まずは体験に行ってみて子供の反応を見てみると良いでしょう。
英会話教室
- 費用:月5,000~15,000円
- 時間:週1回、1時間~2時間
- 送迎:基本的には親が送迎
- 年齢:1歳頃から
小学校の必修科目として英語が設定されたこともあり、英語を習っている幼児はますます増加の傾向にあります。
小学校で初めて英語に触れてついていけなくてパニックにならないように、また、どんどん進むグローバル化により子供たちが大人になるころには英語は必須になるという見方から、幼児のうちに英語に触れさせたいと考える親は非常に多いです。
費用に幅があるのは、講師が日本人か外国人かで月謝に大きな差があるからです。
日本人講師の場合はだいたい5,000~9,000円くらい、外国人の場合はだいたい10,000~15,000円くらいです。
体操教室
- 費用:月6,000~8,000円
- 時間:週1回1時間
- 送迎:基本的には親の送迎。大きなスクールでは送迎バス有りのところもある
- 年齢:3歳頃から
体操教室も人気の習い事です。
マットや鉄棒、跳び箱などの技術を学ぶだけでなく、基本的な体の動かし方を学び、基礎体力をつけ、順番を守るといった約束事を学べるなどメリットが多いです。
反面、人気の習い事ゆえ教室の数が多いので、子供に合った教室を探すことが大事です。
体操教室に通わせる目的(体操を楽しみたいのか、選手になりたいのか)をはっきりさせておく必要があります。
リトミック
- 費用:月2,000~8,000円
- 時間:週1回30~50分
- 送迎:基本的に親の送迎
- 年齢:1歳頃から
リトミックというと、どちらかというと入園前の小さな子供の習い事というイメージがあり、ピアノなどの楽器を習う前段階としてリトミックの教室に参加する親子も多いですよね。
しかし、幼稚園児の習い事としても注目を集めています。
詳しくは、「リトミックとは?効果や費用と年齢別のプログラムを解説」をご覧頂ければと思いますが、リトミックには、音楽的な基礎能力だけではなく集中力や積極性、向上心等を高めるのに効果的だと言われています。
リトミックの教室には様々な形態があり、個人でやっているところや大手音楽教室で開催されているものまであります。
そのため、費用にも大きなばらつきがでてきます。
子供に合ったところを見つけてみてください。
バレエ
- 費用:7,000円~15,000円
- 時間:週1~2回、1時間ほど
- 送迎:基本的には親の送迎
- 年齢:6歳頃から
小さな女の子がレオタードを来て踊っている姿はとても愛らしくて見ているだけで笑顔になります。
しかし習うとなると結構大変です。
自宅でのストレッチは欠かせませんし、親としては何より費用が気になります。
月々の月謝とは別に、発表会参加費として5万~20万円、またレッスン使用するシューズやレオタードなどの消耗品も安いものではないので、他の習い事と比べると費用がかかります。
しかしバレエは女の子の習い事として非常に人気があります。
リズム感、協調性が身に付き、立ち居振る舞いが美しくなり、スタイルも良くなると聞けば娘に習わせたいと考える親は多いでしょう。
見た目の華やかさの裏には地道な努力が不可欠な習い事です。
子供の性格をみて、合っていれば習わせたいですね。
年齢が低すぎるとリトミックとあまり変わらないところもあるので、6歳頃から習い始めるのが良いでしょう。
絵画教室
- 費用:6,000~10,000円
- 時間:週1回1時間半~2時間
- 送迎:基本的には親の送迎
- 年齢:5歳くらいから
絵画教室といっても、絵画のみを教えてくれる教室や、美術作品全般を教えてくれる教室もあります。
幼児期の絵画教室では絵を上手に描くことが最終目標ではなく、自分なりに表現することを重視します。
インプットの多い現代の子供にはとても刺激になるようです。
絵がうまくなるだけではなく、集中力、観察力、想像力、センスが身に付く習い事は、美術系以外ありません。
注目の習い事といえるでしょう。
絵画(美術)は音楽と同様、いくつになっても続けられる趣味となり得ます。
幼児期に育んだ感性はのちのち子供の人生を豊かにしてくれるに違いありません。
サッカー
- 費用:3,000~5,000円
- 時間:週1回1時間
- 送迎:基本的には親の送迎。中にはクラブの親同士で送迎係が決まっていることもあるようです。
- 年齢:4歳頃から
スポーツの習い事として代表的なサッカー。
今の幼稚園児のパパママはサッカーブーム世代が多いのではないでしょうか。
その頃は男の子の習い事というイメージが強かったですが、現在はなでしこジャパンの活躍により女の子でもサッカーを習っている子がとても増えています。
サッカーは、持久力や筋力、スピード力といった体力面のみならずチームプレーを通じて協調性や礼儀といった精神面でも成長することができます。
ボール1つあれば始められるので、気軽に始められるスポーツです。
小学生になるとスポーツ少年団に入る子供も多くなりますので、その前段階でサッカーに親しんでおくのも良いですね。
ピアノ
- 費用:6,000~8,000円
- 時間:週1回30~40分
- 送迎:基本的には親の送迎
- 年齢:3歳頃から
ピアノと言えば、芸事の習い事としてはバレエと並んで1,2を争う人気の習い事です。
今も昔も、ピアノを習う子供は非常に多いです。
いくつもの動作を同時にし、頭で考え指先を使うことで脳を活性化させることができるので非常に人気のある習い事です。
始められる年齢は3歳頃からですが、少なくともレッスンの時間だけでも先生の言うことを聞いて椅子に座っていられるようになってから始めましょう。
教室は、個人の先生につく場合と大きな音楽教室でグループレッスンから始める場合があります。
ピアノ教室は、探してみると意外と近所にたくさんあるので子供の性格によって合っているところを選びたいですね。
レゴスクール
- 費用:10,260~13,500円(プラス必須教材代が23,328~34,128円))
- 時間:週1回50分
- 送迎:基本的には親の送迎
- 年齢:2歳から
今大注目のレゴスクール。
レゴを使って思いっきり遊び、綿密なカリキュラムに沿って探究心、集中力を養い、これからの時代に必要な「問題を解決する力」をもった子供を育てます。
失敗をポジティブにとらえ次へ活かすことにつなげます。
8歳以上のコースでは、それまでの基礎力の応用編としてロボットプログラミングを学びます。
レゴスクールはあまり馴染みがありませんが、これからの時代にもっとも即した習い事と言えるのではないでしょうか。
ただし今のところ費用がかなりかかるという印象です。
月謝が高いうえに毎年教材費がかかることを考えると、親としては躊躇してしまいますね。
また、教室は全国展開してはいるもののまだまだ少ないので、通える人は限られてきます。
ただ、注目すべき習い事なので今後増えてくるでしょう。
体験もできるようなのでまずは体験に参加してみても良いですね。
プログラミング
- 費用:月1~2回5,000~12,000円
- 時間:1回80~90分
- 送迎:基本的には親の送迎
- 年齢:5歳頃から
2020年から小学校でプログラミングが必修化されます。
今の幼稚園児たちが大人になるころには今よりももっとグローバル化が進むとともに、IT社会も進むでしょう。
現在人間がしている仕事のほとんどはITに取って代わられるというくらいですから、ITは学んでおいた方が良いでしょう。
レゴスクール同様、時代に即した習い事です。
プログラミングといっても、いきなりパソコンを使って難しい記号と対峙するわけではなく幼稚園児のうちはブロックでロボットを作り、それを動かすという楽しい体験から入ります。
ブロックや工作が大好きで集中力のある子供には向いているといえます。
またプログラミングを学ぶことにより、理系に強くなりますし論理的思考が身に付くので、プログラミングそのものの知識もさることながら、他の効果も大いに期待できます。
しかしこちらもレゴスクール同様、費用がかなり高いです。
今後プログラミング教室が一般化していけば費用も抑えられる可能性がありますので継続してチェックしていくと良いでしょう。
幼稚園児の習い事まとめ
このページでは、11の習い事についてまとめましたが他にもたくさんの習い事があります。
大切なことは、子供に無理強いをしないことです。
子供自身の興味のある分野を、興味を広げてあげる、得意を深めてあげるという気持ちでサポートしてあげることが大切です。
冒頭で述べた通り、幼児期は人格形成において非常に重要な時期です。
極端な言い方をすれば、習い事の提供のしかたひとつで子供を積極的にも消極的にも導くことができます。
習い事を始めるときは子供の適性を良く考えて提案してみましょう。