芸術

習字と書道の違いとは?習い事ならどっち?習字と書道の疑問を解説!

「字は人を表す」や「美しい文字は一生もの」といいますよね。
長い人生、美しい文字を書くことができれば得することがたくさんあります。

パソコンやスマホが主流になっても、例えいくつになっても、人前で文字を書いたり、直筆の手紙や書類を提出することがあるので、字が下手だとコンプレックスになることもあります。

子どもの将来を考えるからこそ、習字・書道の教室が根強い人気なのがよくわかります。
教室に通わせることを決める前に、習字・書道の教室について疑問に思っていることを解決しませんか?

習字と書道の違いって何?習わせたいのは習字教室?書道教室?

巷でよく聞く、習字や書道ですが、この2つにはどんな違いがあるのでしょうか?

同じような意味で使われているように感じますが、この2つは違います。

習字とは、その名の通り字を習うことです。
お手本を見ながら何度もまねて書くことで美しい文字が書けるようになります。

小学校から始まる習字(書写の授業)では、墨をすること、筆を正しく持つことから始まり、文字の書き順や形をキチンと理解しながら、美しい文字を書くことの基礎を教わります。

習字教室を個人の家で開いている先生もたくさんいますが、先生が日本習字・教育習字・純正書法連盟・公文など大きな団体に所属していることが多く、子どもたちもその団体に所属することになります。

毎月、季節や行事に応じた言葉のお手本を見ながら、週に1度1時間程度、教室でたくさん練習します。

書きためたものの中から、良く書けた作品を検定という形で団体本部に提出して、級や段が決まります。
昇級・昇段すれば子どものモチベーションを上げることにもつながり、楽しみながら努力が続けられるでしょう。

書道は習字とは違い、美しい文字がすべてではなく、書いた人(書家)の個性が詰まった筆と墨で作り上げる芸術です。

書道にもたくさんの団体があり、所属している団体によって、多少違いがあるようですが、基本的にお手本というよりは、書きたいように書くというものです。

何度も書けばいいというものではなくて、センスやフィーリングで個性や芸術性に磨きをかけることが大切です。

芸術に属するものですから、級や段というのではなく、日展などの展覧会に出品して受賞することやグループ展などを開いて人から認められることがよろこびにも繋がりますし、団体の名を高めることになります。

ただし、書道には芸術的要素の団体と、書道を普及するための教育的要素を持った団体があり、教育的要素を持った団体が教室を開き、子どもから大人まで老若男女だれでも書道に興味を持ってもらい、書道を広めるために力を注いでいるのです。

子ども向けの教室では、始めから芸術的な文字が書けるわけもなく、基礎となる美しい文字を書くことから始めます。

書道教室にも検定があり、級がとれるようになっています。
しかし、団体によって違いがあるようですが、5級から始まり最上は1級で、1級になれば師範になれるようです。

書道は芸術であると言われているのに、教育的要素を持った団体がたくさん教室を開き、文字を書く基礎を教えていることこそが、そもそも習字と書道が同じものだと勘違いしてしまう原因になっているのではないでしょうか?

町の教室では、習字教室も書道教室も同じように扱われているので、名前で決めるのではなくその教室のことをよく知ることが必要です。
 
近くにある習字教室・書道教室に連絡を取り、一度話を聞いてみましょう。
習っているお友だちがいれば、雰囲気を聞いてみるのもいいでしょう。

習い事は、子どもの居心地がいいことが一番です。
体験できる教室なら、お願いして先生と子どもとの相性なども気にしてみてください。

習い事に習字・書道は根強い人気!そのメリットってなに?

習字・書道が子どもの習い事として根強い人気があるのはなぜでしょうか?
そのメリットについてお伝えしましょう。

集中力がつくって本当ですか?

うちの子どもは、ゲームやテレビは決められた時間に気づかないほど集中できるのに、勉強だと少しも集中が続かない・・・と嘆いていらっしゃるのではないでしょうか?

多くの子どもたちが同じように育っていて、うちの子どもに限ったことではないとわかっていても、やっぱり心配になりますよね。

習字・書道の習い事で集中力を高めることはできるのでしょうか?

毛筆で文字を書くとき、息もつかずに一気に書き上げることがあります。
文字には勢いが必要ですし、頭で描いた筆の運びを集中して書こうとするので、一瞬の集中力は特別なものです。

習字・書道の教室は、週にたった1度1時間ほどのことですが、机に向かい無心に筆で文字を書くことで、精神的な部分も研ぎ澄まされるような気がします。

子どもたちも続けるうちに習字・書道教室以外の時も集中できるようになるのではないでしょうか?

姿勢はよくなりますか?

私事ですが、数十年前の幼い頃、私は叔母に連れられて、毎週大きなお寺のご住職に習字を習いに行っていました。

字を書くことは嫌いではなかったし、教室が終わった後のご住職の噛み砕いて語る法話と珍しいお菓子は子ども心をくすぐられ、辞めたいとは思わなかったのですが・・・

1つ苦手だったことは、小一時間の教室の間、ずっと正座で足はしびれるし、姿勢が悪いと正されるし・・・今思えば、よく頑張ったと自分をほめてあげたいくらいです。

しかし、「三つ子の魂百まで」とはよく言ったもので、いい姿勢で文字を書くことは身についたのか、今でも姿勢がいいとほめていただくことが多いです。

今の習字教室はイスと机のところも多いかもしれませんが、筆を持つときの姿勢は学校や家で勉強する姿勢とは全く違うので、幼い頃からインナーマッスルが鍛えられる、凛とした姿勢を身につけるのはとてもいいことです。

落ち着きのある子どもに育ちますか?

落ち着くために写経をしている方がいらっしゃいますが、習字・書道も写経と似ているのではないでしょうか?
邪念があれば、美しい文字が書けるはずがありません。
無になって白い半紙に向かい、お手本を見ながら字を書くことは、気持ちが穏やかになり、落ち着くことにつながります。

半紙に向かっているときだけでなく、日常生活の中でも、落ち着いていられるようになるかもしれませんよ!

考える力は身につきますか?

文字を美しく書くためには、正しい書き順を覚える必要があります。
習字、特に毛筆は正しい書き順で書かなければ流れがうまくできません。

そして、はね・とめ・はらいや文字全体のバランスは、一瞬で考えて書かなければ勢いまでなくしてしまいます。

ただ筆で文字を書くだけではなく、半紙の上でバランス良く美しい文字を書くことは、考えて書かなければうまくできません。

毛筆で培われたものが、習字以外でも役に立つことがたくさんあります。
決められた枠(半紙)の中で最大限のパフォーマンス(習字)を行うために考える力が養われるようです。

褒められる!羨ましがられる!!

単純なことですが、美しい文字が書けることはそれだけで褒められるし、羨ましがられます

私の娘は書写の教材のような文字を書きます。
小学生の頃から板書をさせられたり、代筆させられたりすることもよくありましたが、面倒だと感じるより、自分の字を美しいと認めてもらえていることがうれしかったようです。

また、息子の字はとても読みやすい文字です。
塾の先生に「君の字はキレイで読みやすいからテストの採点がラクだ!」と言われています。
「字が汚いと、せっかくテストの問題が解けていても読んでもらえない場合も多いんだよ~」と付け加えられました。

テスト・試験と言われるものが子どもたちにはたくさん待ち受けていますが、同じ学力で同じ答えを書いたとしても、美しい文字と汚い文字では受け取られ方が違ってくるのです。

ご両親が字が汚いことをコンプレックスに思っているのであれば、子どもには同じ思いをさせるよりも、褒められ・羨ましがられることの方がいいですよね!

美しい文字を書くことができるのは、得することはあっても損することはまずありません。 

習い出すタイミングと始めるきっかけは?

子どもは何事も興味を持たなければ動きませんし、楽しくなければ長続きしません。
文字の読みも意味もわからない頃から習い始めても、難しいかもしれません。

なにかきっかけになるようなことがあればいいですが、思い通りにはならないものです。
仲良しのお友だちが習い始めたり、何かで毛筆に触れて興味をもったり、都合よくきっかけがつかめればその期を逃してはいけません。

そんなきっかけに出くわさなければ、就学の前後で字を学び始めるときや、学校で書写の授業が始まったときなどはどうでしょうか?

ただし、初めてすることがうまくできない子どもや、人に遅れをとるのが嫌いな性格の子どもであれば、書写の授業が始まる前に少し経験させてあげることをオススメします。

わが子は落ち着きがないと感じているなら、習字・書道教室で前もって慣れておくことも良いのかもしれません。

硬筆から始める方法もある!?

小学1・2年生の書写の授業は基本的に毛筆ではなく、4B以上の柔らかい鉛筆やフェルトペンと言われる柔らかいタッチのペンを使って文字を書く練習をする硬筆です

筆よりも身近で用意も簡単、場所も選ばずオススメです。

硬筆も毛筆同様、習字・書道教室で教えてもらうことができます。
硬筆検定もあるので、頑張れば昇級・昇段できます。
低学年の間は硬筆のみということもできます。

子どもの力量に応じて選べばよいですが、毛筆と同時進行を進める習字・書道教室もあります。
毛筆の方がはね・とめ・はらいや筆圧のかけ方を学ぶのにわかりやすいからだと考えられます。

まずは硬筆!と思われるのであれば、教室で質問してみてはいかがでしょうか?

子どもの習い事に習字・書道を選んで良かったことは?

実際、子どもの習い事に習字・書道を選んでどんなところがよかったと思っているのか、ママ友の声を集めてみました。

学校での勉強に役立つ

習字・書道教室に通って、美しい文字を書くことができるようになって感じるのは、学校での生活にも影響していることです。

通知表の国語の欄に「きれいな文字が正しく書くことができる。」といった項目があります。
文字をきれいに正しく書くことは国語だけではなくすべての授業の基本になります。

習字・書道教室に通うことで、実際にキレイで正しい文字が書けるようになれば、自信を持って授業に取り組めます。

また、美しい文字が書けることは、授業以外でもクラスの仕事や委員会活動などで模造紙や画用紙に大きな文字を書くときに、堂々と見てもらうことができます。

履歴書の資格欄に記入することができる

長く続けて検定でいい成績を修めれば、履歴書の資格欄に書くことができますが、その前に履歴書の文字全部が資格そのものです。

美しい文字で書かれた履歴書はそれだけで、評価は高いでしょう。

先にも書きましたが「字は人を表す」といいますから、美しい文字を書く人は、外見も?内面も美しい人ということです。

堂々と履歴書を提出することができますよね。

最近ではなんでもパソコンやスマホの時代で、文字を書くことは少なくなったようですが、ここぞ!という時は直筆です。
美しい文字で自信を持てることはうれしいことですよね。

リーズナブルでコストパフォーマンスが高い

他の習い事に比べて習字・書道の月謝は安価なのに、美しい文字を習得できるだけでなく、色々なおまけがついてきてコスパはかなりいいと思いますよ!

最近の習字・書道教室では、習字道具や半紙も何も持って行かなくても、手ぶらで受けられる教室もあるそうです。

習い事は往々にして形から入るもので、道具代やウエア代がかかるものが多いですが、子どもの場合、すぐに体が大きくなるので、ウエアは買い替えが必要ですし、道具を買い替えることもあるので、結構物入りです。

しかし、習字・書道教室の必要な道具で消耗品はほとんどなく、墨くらいです。
墨汁を使う場合も100均でも手に入ります。

すずりや筆は大切に使うことを教えてもらうので、手入れさえしっかりすれば、何年ももちますよ!

途中でやめても引き継げる!

今の子どもは忙しいですよね。

塾通いなどで、習字・書道教室に通えなくなってやめてしまっても、また始めたくなったら級や段は引き継げるので助かりますよ!

字を書くのは一生のことですから、いつでも思い立ったらまた始めればいいのです。

書道・習字を習うデメリットなんてあるの?

デメリットを考えたことはないですが、1つあるとすれば、黒いシミを付けて帰ってくることがよくあることくらいです(笑)

習い始めの頃は、覚悟して汚れてもいい服を着せて教室に行かせていましたが、学校帰りに寄ってきたりするようになると、コロッと忘れて、帰ってきたときに「あ~あ!」となることがありますね。

黒い服や、小さくなってきた服にすれば、子どもも汚すことを恐れずに、ノビノビと練習できますよ!

まとめ

習字・書道についての疑問は解決できましたか?

習字と書道は同じではありません。
習字は字を習うこと。
書道は筆と墨で作り上げる芸術。

習うことそのものと芸術という違いがあるものの、どちらも美しい文字を書くための習い事です。
そして、子どものための教室は習字教室も書道教室もさほど違いはないのが現状です。

習字・書道を習うことで、美しい文字を習得できる以外にも多くのオマケがついてくることも理解していただけたのではないでしょうか?

子どもの習い事として習字・書道がふさわしいと感じられたら、あとは子どもに合った近くの教室を選ぶばかりです。

子どもと先生との相性や楽しく習字・書道に取り組めそうな環境の教室を選んでいただきたいです。

習字・書道教室に通って、美しい文字を書くことができるようになれば、子どもは、将来文字を書くどんな場面でも、美しい文字に誇りを持ち堂々としていられるでしょう。

一生ものの美しい文字が、子どもを進みたい場所に導いてくれることを、お祈りしています。

あなたはこれまで何を学んできましたか?

学ぶというと学校での勉強が連想されますが、習い事や書籍で知識を得る事も立派な学びです。
人は学ぶ事で視野が広がり、人生の可能性が広がります。
ただ、何かを学びたい時、こういった思いを抱いた事はないでしょうか。

「もうすぐ受験だけど、効果的な勉強方法はないかな?」
「子どもに習い事をさせてみたいけれど、どんな習い事がいいかな?」

勉強はしたいけど、どうやって学んでよいかわからない。
お子さまに習い事させている方に聞いてみたいけど、身近に聞ける人がいない。
運良く周りに聞ける人がいればよいのですが、そうも言えないのが現実ではないでしょうか。

学ぶためには本人の努力が必要なものの、その原動力はやはり本人の意欲。
相談できる人がいないだけで、せっかく芽がでた学びの意欲を無くしてほしくないというのが、私たちの根底にある思いです。

そこで学びの芽を育むための情報を提供したいと考えた結果、私たちは当メディア「STUDYCLIP」を誕生させました。

「STUDYCLIP」は世の中に埋もれた学びにまつわる情報を切り抜いて提供しようという意味です。
当メディアがあなたの学びを通して、豊かな人生を送る一助になれば幸いです。