習い事運動

子供に武道をおすすめする理由とは?種類別に費用とメリットを解説

剣道の稽古前

「礼儀正しくなって欲しい」「弱気な性格を直したい」「体力をつけさせたい」などの理由から、お子さんに武道を習わせたいと考えている親御さんも多いことでしょう。

とはいえ、武道は、スイミングやサッカーなどのスポーツとは違い、一般の人にはなじみの少ない習い事です。

よくわからなくて、習わせるのをためらっている方もいらっしゃるかも知れません。

この記事では、武道の種類費用メリットデメリットについて詳しく解説します。

武道教室の種類・費用は?

まずは、武道教室の種類・費用について見ていきましょう。

武道と聞いて、どのようなことを思い浮かべますか。

一般的には、柔道剣道空手などを想像する人が多いかも知れませんね。

日本武道協議会によると武道の定義は次の通りです。(※1)

武道は武士道の伝統に由来する日本で体系化された武器の修練による審議五所の運動文化で心技体を一体として鍛え人格を磨き道徳心を高め礼節を尊重する態度を養う人間形成の道であり柔道剣道弓道相撲空手道合気道少林寺拳法を薙刀銃剣道の総称をいう。

武道とは、柔道、剣道、弓道、相撲、空手道、合気道、少林寺拳法、なぎなた、銃剣道のことをいいます。

これらの武道を日本九大武道とよぶこともあります。

武道と一般的なスポーツとの違いは、「運動文化を通じた、人間形成の道」という点です。

今回この記事の中では、武道の中でも、習い事として人気の高い、「柔道、剣道、空手道、合気道」について詳しく取り上げます。

それでは、武道教室の種類と特徴、費用を見てみましょう。

柔道

オリンピック競技にもなっている柔道は、一般的によく知られている武道の1つです。

柔道の技術は投げ技、固め技、当て技の3種類に分けられ、空手のような打撃はありません。

技をかけられた時に、きちんと受け身がとれないと大きなケガにつながってしまうため、初めのうちは、受け身の稽古を重点的に行います

【月謝】2,000円~7,000円※入会金がかかる場合もあり
【用意するもの】柔道着(初心者は、5千円~1万円程度)
【スポーツ保険料】数百円~2,000円程度

剣道

剣道は防具を身につけ、竹刀を持って一対一で対戦します。

試合では勝負が一瞬で決まるので、気を抜けず集中力がつきます。

技を磨くことで、背の高さや体格の良し悪しに関係なく対等に戦えるというメリットがあります。

【月謝】2,000円~1万円※入会金がかかる場合もあり
【用意するもの】道着、はかま、防具、竹刀(しない)など 初期費用として4~5万円程度
【スポーツ保険料】数百円~2,000円程度

空手

空手には大きく分けて2つの種類があります。

伝統空手(ノンコンタクト空手)実践空手(フルコンタクト空手)です。

違いは直接打撃を行うかどうかという点です。

伝統空手(ノンコンタクト空手)は、 直接打撃をせず寸止めで行う空手です。一方、実践空手(フルコンタクト空手)は、相手打撃を与える空手です。

伝統空手では、主に型の練習や礼節に力を入れており、実践空手は、蹴りや突きなどの攻撃で、勝敗を決める試合を行います。

空手にはたくさんの流派があります。

空手を検討している場合には、まず「直接打撃をするものかどうか」を決めます。

その上で、個々の教室の雰囲気や指導者の考え方内容などを確認してみましょう。

【月謝】3,000円~8,000円※入会金がかかる場合もあり
【道着代】8,000~1万円
【プロテクター一式】6,000円程度
【スポーツ保険料】数百円~2,000円程度

合気道

合気道は大正末期から昭和前期にかけて始まった、比較的新しい武道です。

合気道は他人と優劣を競わないため試合は行いません。

合気道は相手の攻撃の力を利用して、固め技や投げ技を行います。護身用に習わせたいと、女の子にも人気があります。

【月謝】2,000円~9,000円※入会金がかかる場合もあり
【道着代】5,000円~13,000円
【スポーツ保険料】数百円~2,000円程度

上であげた以外に、遠征費や級・段などの試験料、試合への登録料などがかかる場合があります。
詳しくは、各教室や道場へご確認くださいね(^^)

武道を習うメリット、デメリットは?

武道を学ぶとどのような効果があるのでしょうか。

また、気をつけるべき点はあるのでしょうか。

次からは、武道に共通するメリット、デメリットを見ていきます。

【メリット1】礼儀が身につく

武道は「礼に始まり礼に終わる」と言われ、礼節が大切です。

稽古では、技を覚える前に「あいさつ」や、「礼」の仕方を学びます。

試合の前後にも必ず礼をしますが、相手への感謝や、尊敬の念をもつことが重要だからです。

たとえ試合に勝ったとしても、決しておごらず、対戦してくれた相手に対して、礼を尽くします。

道場の中には、さまざまな年齢の方と一緒に稽古をするところも多くあります。

そのような道場では自然に、目上の方への接し方(あいさつや言葉遣い)を学べます。

また、雑巾や昔ながらのほうきを使って、子供たち自ら、掃除を行う道場もあります。

次に使う人への思いやりの気持ちを込めて掃除を行うことで、さまざまな事柄への感謝の気持ちを育むのです。

【メリット2】体が鍛えられる

武道は、体全身を使うため、筋力がつき、体幹が鍛えられます。

柔道は、相手を投げたり、抑えこんだりして全身を使いますし、空手では突きや蹴りなど、体幹を鍛えなければならない動きが数多くあります。

剣道では、重い剣道着や防具をつけて、竹刀を振らなければなりません。

汗をかくと、剣道着に汗が吸収されて余計に重くなり、かかる負荷は相当なものです。

稽古を積んでいるうちに、自然と体力がついていきます。

【メリット3】集中力がつく

武道は、一瞬たりとも気を抜けません。

相手と対戦している間は、少しでも気を抜けば、相手に隙をつかれてしまうからです。

相手の攻撃をうまく受ける受け身がとれないと、大きなケガにもつながります。

それは、普段の稽古でも同じで、常に緊張感をもって取り組むことで、集中力が鍛えられます。

【メリット4】自信がつく

武道の稽古は、決して楽しいことばかりではありません。

基本動作の積み重ねが必要ですし、痛みを伴うこともあります。

痛くてもグッと耐えることも必要でしょう。

それでも、稽古を続けていき、以前できなかったことができるようになると、自分に自信がつきます。

日々の稽古を通じて、体力や技術力も向上することがわかれば、「自分はやればできる」と自分を信頼する力が生まれます。

【メリット5】日本文化を身につけることで海外へ行った時にアピールできる

武道は、日本の文化の1つです。

日本文化の1つである武道を身につけていると、海外の人へ日本独特の文化を紹介できます。

海外の人と交流する機会は大変増えていますが、意外と日本の文化について海外の人へ説明できないという人が多いのです。

私は学生時代にアメリカの家庭へホームステイをしたのですが、日本の文化について聞かれても、知識がないために説明できず、悔しい思いをしました。

小さいころから武道を学んでいれば、簡単に説明をしたり、簡単な技を見せたりして日本文化を世界の人へ紹介できるようになります。

武道を習うデメリットは次のようなものです。

【デメリット1】ケガをしやすい

柔道やフルコンタクト空手では、直接相手と対戦をします。

攻撃をし合うので、打ち身や捻挫、擦り傷などのケガをすることがあります。

ただし、柔道では受け身が上手にとれ、油断をしなければ、それほど大きなケガにはならないといわれています。

受け身を上手にとれるよう稽古を重ねることが重要です。

【デメリット2】ルールや技の理解が難しい

武道は、サッカーや野球などのスポーツと違い、ルールや技の理解がわかりにくいです。

ゴールに入れれば点が入るという単純なものではないので、小さな子には少し難しいと感じるかも知れません。

ただし、慣れてくれば徐々に理解できるようになります。

まずはあせらず、指導者の指示通りに稽古に取り組めばよいでしょう。

武道を習うと礼儀作法は身につくのか?

武道を習わせようか迷っている親御さんの中には、お子さんに礼儀作法を身につけさせたいと考えている方も多いことでしょう。

武道を習うと礼儀作法は身につくのでしょうか。

実際に子供のころ、武道を習っていた人の多くは、「上下関係を厳しく教えられた」、「目上の方への言葉遣いを学んだ」「稽古場以外でもあいさつができるようになった」と言っています。

武道の稽古では、ちょっとした気のゆるみが、大きなケガにつながる可能性があります。

そのため、指導者は、ふざけている子には、厳しく注意をします。

子供は、親がいくら注意してもなかなか言う事をききませんが、道場の先生に厳しく怒られると真剣に聞くものです。

親以外の大人から叱られる経験が少ない現代の子供たちにとって、道場は、礼儀作法を身につける貴重な場といえるでしょう。

武道を習って乱暴にならないか?

「武道を習わせると、乱暴な子にならないか心配」という意見もあります。

多くの道場では、道場以外で組手を行ったり、他の人へ暴力をふるったりすることを禁止しているため、心配はいりません。

千葉県にある極真空手の道場のサイト上に、同じような疑問に対する回答が載っていましたので、ご紹介します。(※2)

Q. やんちゃな子供なので空手を習ったら友達に暴力を振るわないか心配なのですが大丈夫ですか?

A. 当道場では、礼儀作法から教えていきますので道場以外で空手の技を使ってはいけないことを教えて行きます。極真空手はフルコンタクト空手なので相手の痛みも分かるようになるのでむやみに道場以外で空手の技を使うことはなくなるのです。

とあります。

とはいえ、子供ですから、習った技を「友達にかけてみたい」と思うことはあるかもしれません。

もしそのようなことがあったら、親として厳しく対応し、場合によっては、道場の先生に相談すると良いのではないでしょうか。

武道で、身体と心を鍛えよう

武道は、身体と心を鍛えるのにぴったりの習い事です。

痛い思いをすることで、人の痛みがわかる子になります。

さらに、いざという時に身を守れる術を身につけておくことは、長い人生にとって役立つ能力となるでしょう。

ただし、とっさに身を守れるようになるまでには、長く稽古を続ける必要があります。

お子さんが無理なく続けられるよう、相性の良い道場や指導者を探してあげてください。

(※1)日本武道館 武道の定義
(※2)極真会館KID’Sクラス 緑ヶ丘道場

関連記事

あなたはこれまで何を学んできましたか?

学ぶというと学校での勉強が連想されますが、習い事や書籍で知識を得る事も立派な学びです。
人は学ぶ事で視野が広がり、人生の可能性が広がります。
ただ、何かを学びたい時、こういった思いを抱いた事はないでしょうか。

「もうすぐ受験だけど、効果的な勉強方法はないかな?」
「子どもに習い事をさせてみたいけれど、どんな習い事がいいかな?」

勉強はしたいけど、どうやって学んでよいかわからない。
お子さまに習い事させている方に聞いてみたいけど、身近に聞ける人がいない。
運良く周りに聞ける人がいればよいのですが、そうも言えないのが現実ではないでしょうか。

学ぶためには本人の努力が必要なものの、その原動力はやはり本人の意欲。
相談できる人がいないだけで、せっかく芽がでた学びの意欲を無くしてほしくないというのが、私たちの根底にある思いです。

そこで学びの芽を育むための情報を提供したいと考えた結果、私たちは当メディア「STUDYCLIP」を誕生させました。

「STUDYCLIP」は世の中に埋もれた学びにまつわる情報を切り抜いて提供しようという意味です。
当メディアがあなたの学びを通して、豊かな人生を送る一助になれば幸いです。