中学生がプログラミングを学ぶ方法や教室の選び方を徹底解説!
「中学生のプログラミング授業って具体的にはどんなことを学ぶの?」「中学でプログラミングが必修化されたけどついていけるか少し不安」という不安の声をよく聞きます。
保護者世代はプログラミングになじみがなく、苦手意識を持っている人も多いですよね。プログラミング教室と一言でいっても具体的に何をするのかわかりにくく不安に思う人もいるでしょう。
この記事では中学生がプログラミングを学ぶべきメリットやプログラミングを学ぶ3つの方法、プログラミング教室の選び方について説明します。
具体的におすすめしたいプログラミング教室も紹介していますのでぜひ最後までご覧ください。
中学生がプログラミングを学ぶべきメリット
・プログラミングに対する苦手意識がなくなる
・問題解決能力・論理的思考力が身につく
・社会で求められるスキルが学べる
・大学受験の出題科目なので将来有利
・プレゼン能力が身に付く
中学生がプログラミングを学ぶべきメリットには上記のようなものがあります。社会人になったときに役立つスキルです。
2021年度からは、中学校でも「技術・家庭」科目の一部でプログラミングが必修となり、さらに、2024年大学受験でもプログラミングを含む「情報 Ⅰ」が選択科目として選べるようになることが決まりました。
プログラミングを学ぶなら今ではないでしょうか。
プログラミングの適性がある人の特徴
・集中力がある
・気になることを調べたり、疑問を質問したりできる
・失敗しても落ち込まない
・工作などものを作ることがすき
・人のいうことを素直に聞ける
・1人遊びが好き
・学習意欲が高い
・好奇心が旺盛
プログラミングの適性がある子の特徴は上記のようになります。たくさん紹介しましたが、この中で1つ2つでも当てはまっていれば十分プログラミングの適性があります。
中学生くらいだと、いまからでも十分に適性は作れると考えて問題ありません。
中学生がプログラミングを学ぶ3つの方法
中学生がプログラミングを勉強するには3つの手段があります。
・web教材を使って独学
・塾や教室に習いに行く
・オンラインプログラミング教室
この3つです。しかし、プログラミングを中学生が独学するというのは不可能ではありませんが、どうしても大人のサポートが必要でしょう。
詳しく解説しますので、プログラミングを勉強したい人は自分にはどの方法が一番合っているのか検討してみてくださいね。
1.Web教材を使って独学
プログラミングは難易度に合わせた教材がたくさん出ています。プログラミングを学べるサイトや動画、書店に行くとテキストも販売されているのでパソコンさえあれば十分に独学が可能です。
初心者向けの教材はプログラミング未経験者でもわかりやすい説明がされていますが、まずどの教材を使えばいいのか選択することが難しいでしょう。
おすすめの教材は「Progate(プロゲート)」と「ドットインストール」の2つです。その特徴を簡単に説明します。
Progate(プロゲート) | ドットインストール | |
値段 | 基本無料
プラス会員 1,078円/月(税込) |
基本無料
プレミアム会員 1,080円 /月(税込) |
難易度 | 基礎から応用まで | 基礎から応用まで |
特徴 | ・感覚でわかりやすい「スライド学習」
・スマホでもサクッと勉強できる ・基礎レベルの18レッスンが無料 ・応用と実践はプラス会員で利用可能 |
・たった3分の「動画学習」ですき間時間で学習可能
・460レッスン、6,921本の動画が無料 ・ミニゲームを作れる ・プレミアム会員だと講師に質問可能 |
どちらもプログラミングを気軽に始めてみたいという人にはおすすめです。
しかし、中学生の独学はモチベーションの維持や、つまずいた時の対処法が難しいのがデメリットです。
2.プログラミングスクールに習いに行く
モチベーションの維持や、勉強でつまづいたときのサポートなど、独学のデメリットをカバーしてくれるのがプログラミングスクールです。
講師のサポートがあるので「どこでつまづいているのかわからない」「勉強のやる気が起きない」という中学生にはおすすめです。
学習習慣が付く、周りの生徒から刺激を受けて成長できるなどのメリットもあります。しかし、プログラミング教室はほかの習い事に比べると月額が高いこと、通える範囲にいいプログラミング教室がない可能性があることがデメリットです。
3.オンラインプログラミング教室を利用
通いやすい範囲にプログラミング教室がない、わざわざ送迎に連れていくのが困難という場合におすすめしたいのがオンラインのプログラミング教室です。
コスパもよくわからないところは講師に質問することもできるのでプログラミングスクールとWebのいいところを併せ持っているといってもいいでしょう。
しかし、理解できないのに言えなかったり周りの生徒からの刺激は受けにくい、自宅での受講になるので集中できない生徒もいるので、その子によって向き不向きがあるでしょう。
【中学生向け】プログラミング教室の選び方
プログラミング教室の選び方はいろいろありますが、チェックしてほしいのは4点です。
・プログラミング教室に通わせたい理由は?
・続けられる費用かどうか検討する
・集合学習か個別学習か
・対面式かオンラインか
これらに気を付けて教室を選ぶようにしましょう。
具体的にどのように検討すればいいのか詳しく1つずつ説明します。
プログラミング教室に通わせたい理由を考える
プログラミング教室はいくつかのコースに分かれていることがあります。
通うべきコース | やりたいこと・勉強したいこと |
Scratchプログラミングコース | ビジュアルプログラミング言語のScratch(スクラッチ)を使えるようになりたい。 初心者向けのコースから始めたい。 |
コードプログラミングコース | コードを使ってプログラムを書けるようになりたい。 |
ロボットプログラミングコース | ロボットを作りたい。ロボットを思った通りに動かしたい。 |
ゲームプログラミングコース | ゲームを作りたい。 |
アプリ制作コース | オリジナルのアプリを作りたい。 |
多種多様なコースがあるからこそ、プログラミング教室で何を学びたいかによって選ぶコースや教室が変わります。
続けられる費用か検討する
せっかくやりたいことが見つかってプログラミング教室に通い始めても、月謝が高くて続けられないなんてことになったら悲しいですよね。
プログラミング教室は短期間コースではなくて、長く勉強を続けていかなくてはいけません。また、月謝以外にもパソコンや教材が高額になる可能性もあります。
「月謝以外に必要な費用はありますか?」「パソコンはどのような価格帯のものが必要ですか?」など、長期的に続けられる費用かどうか教室側に確認をしてから習い始めるほうが安心です。
集合学習か個別学習か
プログラミング教室には「集合学習」「個別学習」があります。それぞれには違ったメリットがあります。
集合学習のメリット
・人前で発表する機会がある
・学年を超えたクラス編成
・チームでの作品制作がある可能性
個別学習のメリット
・受講時間が自由に選べる
・自分の理解度に合わせた授業
・苦手を中心にした授業ができる
自分が求めるプログラミング教室はどちらに近いのか考えて選びましょう。
対面式教室かオンライン教室か
プログラミング教室には対面式以外にもオンライン教室があります。
中学生くらいの子どもだと、その子の特性によって対面式が向いているのかオンラインが向いているのか違ってきます。プログラミングスクールとオンライン教室の特徴をみて考えましょう。
対面式じゃないと集中できない子や、他の習い事や学校が忙しくて自分のタイミングで勉強したい子はオンラインがおすすめです。
中学生に人気のプログラミング教室は?
中学生におすすめのプログラミング教室を紹介します。
各プログラミングスクールの特徴や対応しているコース、入会金・授業料、指導形式について調べました。
自分の思うプログラミング教室に近いのはどれでしょうか。比較してみましょう。
1.STAR programming SCHOOL
STAR programming SCHOOLの最大のメリットは初心者から上級者まで多様なコースがあることです。集合学習と個別学習を選べたり、コース変更をしたりできます。
プログラミングを始めたいけど何をどんなふうに始めればわからないという人でもきっと気になるコースが見つかるはずです。
集合学習といっても少人数制なので、先生の目が届かないなんていう心配はいりません。生徒同士で教えあったり相談したりすることもあります。子どもたちが企画・制作した作品の発表会には保護者も参加でき、とても好評です。
対応コース | Scratchプログラミングコース
ロボットプログラミングコース Webプログラミングコース |
入会金・授業料 | (各コース共通)
入会金 6,600円 月会費 2,200円 (コース別料金) ロボットプログラミングコース 11,000円 Webプログラミングコース 13,200円 Scratchプログラミングコース(個別) 8,800円 |
指導形式 | 集合・個別両方あり |
公式ホームページ | https://www.star-programming-school.com/ |
2.LITALICOワンダー
都市部に教室数が多くて、通いやすいLITALICOワンダー。無料体験では、子どもたちの満足度が高く、全教室無料で体験可能です。しかも各コース1回ずつ体験可能なので、コース選びに悩んでいる子どもたちにおすすめです。
コースの種類も多く、その難易度も生徒に合わせて自由に変更可能です。集合学習のクラスも少人数制なので、子供4名に対し、サポート講師が1名付いてくれます。
オンラインは、講師1人に対して生徒2人までなので子どもが主体で取り組める授業内容になっています。納得できるまでどんどん質問できる環境っていいですよね。
対応コース | ゲーム&アプリ プログラミングコース(オンライン対応可能)
ゲーム&アプリ エキスパートコース(オンライン対応可能) ロボットテクニカルコース(オンライン対応可能) デジタルファブリケーションコース |
入会金・授業料 | 入塾金・全コース 16,500円(税込)
ゲーム&アプリプログラミングコース 1回の授業につき4,400円(税込)~ ゲーム&アプリエキスパートコース 1回の授業につき5,500円(税込)~ ロボットテクニカルコース 1回の授業につき4,400円(税込)~ デジタルファブリケーションコース 1回の授業につき5,775円(税込)~ |
指導形式 | 集合・個別両方あり |
公式ホームページ | https://wonder.litalico.jp/ |
3.アーテックエジソンアカデミー
ロボットの組み立てとプログラミングの両方ができるアーテックエジソンアカデミー。
何よりも充実しているのがそのテキスト内容です。プログラミングを身近なものとして、子どもたちが興味を持って夢中で取り組む内容になっています。
基礎編で プログラミングの基礎をじっくり学習し、応用編のゲーム形式のミッションは何度でもわかるまでチャレンジしたくなる内容になっています。
対応コース | ロボットプログラミング講座 |
入会金・授業料 | 初期費用44,000円(ロボットキット代)
月11,000円/月 ※教室によって異なる場合があります |
指導形式 | 集団学習 |
公式ホームページ | https://www.artec-kk.co.jp/school/edison/ |
まとめ
中学生がプログラミングを勉強するには「独学」「プログラミングスクール」「オンライン教室」の3種類があります。
この記事では、プログラミングに向いている人の特性やコースの詳しい説明、プログラミング教室の選び方などについて説明しました。
何を学びたいのか、どんなコースや教室が向いているのかもう一度考えてみましょう。
お子さんにぴったりのプログラミング教室が見つかるといいですね。