芸術

【体験談】女の子の習い事の定番!ピアノ教室選びで後悔しない4つのポイント

ピアノ教室

こんにちは。
ライターのnanakoです。

女の子に人気の習い事と言えばピアノですね。
あなたは、ピアノ教室を探す時に、大手だからとか、近所だから、という理由だけで選んではいませんか?
もしくは、「ピアノ教室なんてどこを選んでも同じでしょう?」と思っていませんか。

とんでもない!
ピアノ教室をどこにするかはすごく重要です!
ピアノ選びを間違えると後々後悔することになるかも知れません。

我が家には2人の娘がおり、2人共ピアノを習っていましたが、振り返ってみると、ピアノの教室選びがとても重要だと改めて感じます。
まずは、親がピアノ教室の特徴をしっかりと理解することが大切です。

今回は、我が家の実体験を交えながら、ピアノ教室の3つの分類と、教室を選ぶ時に気を付けるべきポイントを4つ、ご紹介します。

ピアノ教室の3つの分類とそれぞれの特徴を理解しましょう

ピアノ教室には、大きく分けて、3つの種類があることをご存知ですか。
次からは、教室の種類とそれぞれの特徴について解説します。

1.楽器店系のピアノ教室

1つ目は、楽器店系のピアノ教室です。
楽器店系のピアノ教室と言えば、「ヤマハ」や「カワイ」などが有名ですね。
ヤマハやカワイは、全国展開している大手の楽器店が運営するピアノ教室です。

1歳の子どもでも入会できるコースはありますが、1歳児クラスでは、生徒はピアノを演奏しません。
生徒が、鍵盤に触りながら、実際に楽器を練習するのは、3歳児以上のクラスからになります。

楽器店系のピアノ教室では、基本的に、グループでレッスンが行われます。
1年間のカリキュラムがきちんと決められており、その通りにレッスンが進められることも大きな特徴です。

2.地元の個人教室

2つ目は、先生が個人的に自宅で開いている、個人教室です。
個人教室でのレッスンの形態は、グループではなく、個人レッスンとなります。

ピアノ教室

レッスンの内容や時間、鍵盤を弾き始める年齢などは、先生の方針によって決まるため、教室によって、内容に大きな違いがあることを知っておくと良いでしょう。

3.幼稚園の課外授業として行われるピアノ教室

3つ目は、幼稚園などで受けられるピアノ教室です。
レッスンは、園児が帰った後、教室にあるピアノを使って行われます。
生徒に個人的にレッスンを行うのは、楽器店などから派遣された先生です。

通常の園での活動が終わった後に、ピアノ教室を開いている私立幼稚園は少なくありません。
幼稚園が園児の親へピアノレッスンの案内を行い、受講希望者を募ります。

以上のように、ピアノ教室の種類は、3つに分けられますが、それぞれの教室にはメリット・デメリットがあります。
どのような長所や短所があるのかを考慮に入れて、教室選びをしましょう。

ピアノ教室を選ぶ際に、気をつけるべきポイント4つとは?

それでは、ピアノ教室を選ぶ際には、具体的にどのようなことに気をつければ良いのでしょうか。

次からは、ピアノ教室での我が家の経験を踏まえながら、ピアノ教室を選ぶにあたって後悔しないために注意するべき4つのポイントを解説します。

ポイント1 家で練習する時の楽器はどうするのかを考える

ピアノは、自宅での練習が必要になる習い事です。
子どもが、家で練習するためには、自宅に楽器を用意する必要がありますよね。

でも、ピアノの種類には、電子ピアノ、アップライト、グランドピアノと様々あり、値段も大きく違います
ピアノは、決して安いものではないので、教室の種類や住宅事情などに合ったものを選ばなければなりません。

◆ヤマハやカワイなどの楽器店系のピアノ教室の場合

ヤマハやカワイなどの本業は楽器店です。
ですから、楽器店系のピアノ教室では、教室で見込み客を集めて、最終的には楽器を買ってもらうというのが目的の1つです。
楽器店系のピアノ教室を選んだ場合は、楽器の購入の勧誘や営業があることは、承知しておく必要があります。

習い始めの1年程度は、キーボードでもレッスンについていけますが、年齢が上がるにつれてキーボードでは対応できなくなっていきます。
最低でも本物のピアノと、同じ鍵盤数の電子ピアノが必要になります。

電子ピアノを用意した後にも、ピアノを持っていない場合は楽器店のピアノの展示会などに誘われます。
エレクトーンやドリマトーンなどの、楽器店独自の電子オルガンを勧められることもあります。

楽器店系のピアノ教室を選んだ場合は、楽器の購入を勧められることは、頭に入れておきましょう。

◆個人教室の場合

個人教室の場合は、先生の方針によって、色々な考え方があります。
「習い始めは、キーボードでも大丈夫。」と言ってくれる先生もいますし、「最初から最低でもアップライトピアノを用意して、ゆくゆくはグランドピアノを購入して下さい。」と言う先生もいます。

特に、個人教室の場合、どのようなピアノを用意したらいいかは、事前に先生に確認しておくべき重要なポイントです。

◆幼稚園の課外レッスンの場合

幼稚園の課外レッスンを受ける際は、楽器についてはあまり神経質になる必要はありません。
幼稚園の課外レッスンでは、園児に「ゆる~く」習わせるのが基本的なスタンスです。
自宅で用意する楽器については、キーボードでも問題がないことが多いようです。
多くの先生が、生徒は、週に1度幼稚園のアップライトピアノに触れられれば十分だ、と考えているのではないでしょうか。

ポイント2 辞める時の状況を想定してみる

ポイントの2つ目としては、教室を辞める時のことを考慮に入れることです。
「え⁈習い始める前に辞めることを考えるの⁈」と思うかも知れませんが、実は辞める時のことを想像するのは、とっても重要です。

考えてみて下さい。
同じピアノ教室で大人になるまで続ける、ということはピアニストにでもならない限りほぼあり得ないと思いませんか?
多くの子ども達は、小学校高学年から高校受験のタイミングで教室を辞めていきます。

習い事にはいつか終わりがやって来ることなので、辞めたい時に、辞めやすい環境かどうかは重要なポイントなのです。
長くお世話になった先生に、理由もなく辞めると切り出すことは、結構勇気がいることです。

辞めるために、何らかのきっかけや区切りのようなものがあれば、お互い嫌な思いをしなくて済むのではないでしょうか。

後々に、しこりを残さないで辞めることができるか、ということも考えておくのがおすすめです。

楽器店系の教室や、幼稚園の課外レッスンであれば、辞めやすいというメリットがあります。
親が、退会届を受付スタッフに提出すればいいので、あと腐れなく辞めることができます。
1年間のコースが終了する時点や、小学校入学などのタイミングで、継続か退会かを選択できるので、区切りもつけやすいと言えます。

しかしながら、個人教室に通っている場合は、辞めづらく感じるかも知れません。
特に自宅から近い教室を選んだ場合は、辞めた後、近所で先生に会うと、気まずい思いをしますよね。
先生に「続けたらどうですか?」と引き止められると、親は「辞めます!」とはっきりと断りづらいです。

楽器店系のピアノ教室と違って、個人教室では、子どものペースに合わせてレッスンが進められます。
「これができるようになったら辞める」というような、明確な目安がないだけにダラダラと続けがちになってしまいます。

私の多くの友達が、子どもには、小学校高学年で辞めさせたかったけれど、高校受験という明確な理由ができるまで続けなければならなかった、と言っています。

ちなみに我が家の場合は、引っ越しが辞めるための大義名分となりました。

個人教室の場合は、辞める時のことを考えて、生活圏や先生の人柄を考慮に入れて、入会を決めることをおすすめします。

ポイント3 発表会やコンクールについてもリサーチを!

発表会やコンクールを行っている教室かどうかは、事前に確認してきましょう。
そもそもあなたは、お子さんに、ピアノの発表会やコンクールに参加させたいですか?

せっかくピアノを習っているのだから、日頃の練習の成果を発表できる場が必要だ、と考えているなら、発表会やコンクールを行っている教室を選んだ方が良いでしょう。
確かに、小さな子どもにとっては、たった一人で大きな舞台に立ち、ピアノを弾き終えることは、自信につながる大切な経験です。

とは言え、ひっそりと自分と先生だけで、練習をする方が向いている子どももいます。
子どもの特性や、家庭の方針を考慮に入れて、教室を選ぶことをおすすめします。

ピアノの発表会

一般的に楽器店系のピアノ教室の場合は、年間のカリキュラムに発表会が組み込まれており、カリキュラムの後半では、生徒は、発表会に向けての練習をします。

一方、個人教室や、幼稚園の課外レッスンでは、発表会を開かないこともあります。

ただし、個人教室の先生によっては、発表会のみならず、生徒を積極的にコンクールに出場させることもあります。

発表会やコンクールには、月謝以外にも参加費用や衣装代もかかるため、行われるかどうかを事前に確認しておくと、費用面でも安心ですね。

ポイント4 ママ友や子どもの友達が通っているという理由で教室を選ぶのは慎重に!

我が家では、娘たちが中高生になりましたが、これまで習い事関係での、ママ友とのトラブルをたくさん見聞きしてきました。
特にピアノの場合、最初はママ友同士で「一緒にやらせようよ!」と仲良く始めたつもりが、いつの間にか嫉妬心やライバル意識が芽生えて、嫌な思いをすることが多々あります。

ピアノは子ども1人1人の能力やペース、家庭での練習量によってかなり差のつきやすい習い事です。
もちろん、先生がその子に合ったレッスンをし、フォローはしてくれますが、様々なトラブルがあるようです。
例えば、

  • 自分よりも友達の方が難しいパートを任された
  • コンクールの出場に、友達は声をかけてもらったのに自分はかけてもらえなかった
  • 発表会で自分の希望していた曲を友達が弾くことになったため、自分は、別の曲を演奏し
    なければならなかった

など、友達と比較をされて悲しい気持ちになることもあります。

友達と同じ教室を選ぶと、親は、友達と我が子を比較して、ヤキモキすることもあるかも知れません。
反対に、自分の子の方が、友達よりピアノ上手なため、ママ友に嫉妬されて嫌な気持ちになることもあります。

お互いに不快な思いをしないためにも、「友達がいるから安心」という安易な理由での教室選びはおすすめできません
教室や先生に焦点を当てて、家庭の方針や子どもに合った教室を選ぶようにして下さい。

まとめ

ピアノ教室を選ぶ際に気をつけるべきポイントを理解していただけましたか?
今回説明してきた内容をまとめると、次のようになります。

  • 自宅での練習のための楽器は何を選んだらいいか?
  • 教室を辞めた後のことも想像してみて!
  • 発表会やコンクールを開く教室かどうかは要チェック!
  • 親御さんが、納得したピアノ教室を選ぶことが大切

子どもにとって、ピアノを習うことは、たくさんの学びや経験になります。
お子さんが楽しくピアノに取り組めるように、4つのポイントに気をつけて、最適な教室を選んであげて下さいね!

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