習い事

小学生にはどんな習い事をさせたらいい? 選び方や費用を解説

小学生と未就学児を育てているナナコです。
あなたはお子さんに習い事をさせていますか?

小学生にもなると習い事をしている子どもがとても多いことに驚かされます。
習い事をさせていない親は、「ウチの子だけ何もさせていないけど大丈夫?」などと心配になることもあります。

数ある習い事の中から一体何をやらせたらいいのか、悩みますよね。
習い事の選び方や、習い事のメリット、デメリットなどについて解説します。

習い事のメリット、デメリットは?

習い事をさせるメリットは、たくさんあります。
技術を習得できるのはもちろん、集中力、忍耐力、問題解決力などをはぐくむことができます。

専門的な指導を受けることによって、子どもの隠れた才能が開花し、プロになる、という夢を描く親御さんも少なくないでしょう。
とはいえ、幼いころに始めた習い事によって、プロになれるのはごくわずかなのも事実。

しかし、たとえプロにならなくても、技術を身につける過程では学ぶことが多いですよね。
上手になるためには練習もしなければならないし、試験や検定合格のために努力することの大切さを知ることも大事です。

そして、できなかったことが出来ることで、自信をつけられるのは習い事のメリットの一つです。

一方デメリットもあります。

習い事をすることが子どもの負担になっている場合です。
運動系の習い事の場合、大会などで良い成績を残そうとすると、体を酷使して練習をすることがあります。
発達途中の小学生には負担が大きい練習方法だと、体を壊してしまう可能性があります。

先生の指導が怖くて習い事に行くのが嫌になり、中途半端な状態で辞めてしまった。
結果として、その習い事に対して苦手なイメージだけ残ってしまった、という経験談もよく耳にします。

親は習い事を子どもが前向きに取り組んでいるのか、嫌々やっているのではないか、など様子を定期的にチェックし、子どもの気持ちに寄り添うことが大切ではないでしょうか。

小学生の習い事の選び方、数の絞り方はどうすればいい?

子どもの可能性を引き出すために、色々な体験をさせてあげたい、と思うのが親心です。
でも、やみくもに習わせていたら、子どもだって疲れてしまうし、付き合う親もへとへとです。それにお金だってかかりますよね。

習い事の選び方や数の絞り方はどうしたらよいのでしょう。

本人がやりたいと言っていることをやらせてみる

ただし、子どもはあまり深く考えずに「習いたい」と言うことがあるので、習い始めてから
あまり熱心ではない様子が見られる場合には、まだ続けたいのかなどを再検討する必要があります。
「あなたがやりたいと言ったのだから絶対に続けなさい!」とは言わずに、子どもの言い分を聞き、ここまでできるまで頑張ってみようかと区切りをつけるのも一つの方法です。

子どもの好きなものや目的を考えて、子どもにあった習い事を決める

体力をつけるために水泳、音楽に興味がありそうだからピアノ、学校の授業に有利になるようにプログラミング等…。
子どもの好きなものや個性を見極めて選ぶのがおすすめです。

やりたいものが見つかったら実際に教室を見学し、先生が熱心か、理念や雰囲気などを確認する

「何をやらせるか」よりも「どういう先生に習うか」という方が実は大切と主張する専門家もいるほど指導者選びは重要です。
習わせたい教室がある場合には事前に見学をして、指導者の人柄や理念を確認するようにしましょう。

どうしてもやりたいという子どもの主張はできるだけ尊重してあげて欲しいです。
しかし、習いたいものがたくさんあって物理的に全て習わせるのが難しい場合は、子どもに「その中でもやりたいものはどれ?」と選ばせるのもよいでしょう。

小学生の習い事の平均の数、平均の費用はいくらくらい?

では、実際小学生はどのくらいの数の習い事をしているのでしょう。
親が負担する費用がどのくらいかも気になりますよね。

「ケイコとマナブ.net」が行った「2017年 子どもの習い事ランキング」によると、子ども一人当たりの習い事数は、小学校低学年2.02個、高学年2.14個。
また、子ども1人・月当たりの習い事合計費用は、低学年1万3,323円、高学年1万6,114円でした。

実際に習い事をしている小学生以下の第一子を持つ全国の女性を対象にした調査です。
そもそも全く習い事をさせていない人はアンケートの対象にはなっていません。
ですから、実際は習い事数の平均値は下がるとは思います。

しかしながら、小学生の息子の同級生の話を聞いても何らかの習い事をしている子がほとんどですから、平均で2つというのは、妥当な数字かも知れません。

費用に関しては、低学年でも1万3323円ですよね。
これは、1人当たりの金額ですから、もし兄弟2人なら27,000円近く、3人なら4万円近くかかる計算になりますから、決して安いものではないですね。

将来教育費がかかる大学時代に、教育費が足りなくなるのは困りものです。
子どもが幼いころの習い事費をかけすぎないよう、我が家の家計にふさわしい金額をかけるのが望ましいですね。

習い事別の費用や1レッスンの時間などはどのくらい?

習い事の種類による金額の相場や、1レッスンにかける時間などを調べましたので、紹介します。

プログラミング

  • 入会金:5千円~1万6千円ほど。
  • 月謝(月2回)7千円~1万2千円くらい。
  • 月4回だと2万円近くかかる教室もあります。
  • 1回のレッスン時間:90分位

パソコンが必要になるので、パソコンのレンタルをしている教室もあります。
借りる場合は、レンタル費用が別途必要となります。
ロボットを動かすプログラムを作る場合、ロボット代に2万円近くかかることもあり、月謝以外での金銭的な負担が大きめです。

送迎サービスを行っている教室は多くはありません。
しかし、学童保育の会員などが利用できる送迎サービスを実施している教室もあるようです。

英会話教室

  • 入会金:5千円~3万円
  • 月謝:7千円~1万2千円くらいが一般的です。
  • レッスン時間:40分から1時間ほど。

ただし、より高度な内容になると月謝2万円を超える教室もあります。

私は小学生の息子を英会話教室へ通わせていますが、月3回、60分のレッスンで、月謝は4,000円弱です。普段は日本人の先生が講師ですが、月1回はネイティブの先生も講師として加わります。

ある学童保育型のスクールでは、週2日、1回6時間預かってもらえ、入会金21,600円、月謝32,000円です。
小学校からのバスでの送迎サービスもあり、便利ですがお値段もそれなりにかかります。

英会話教室はリーズナブルなところからかなり高額なところまで様々です。

絵画教室

  • 入会金:5千円~1万8千円。
  • 月謝(月3,4回):5千円~1万2千円。
  • 都内のアートスクールでは、月謝1万円ほどが一般的のようです。
  • 1回のレッスン時間:90分ほど。

月謝の他に画材、美術展への出品料がかかる場合があります。
多くはないですが、送迎を実施しているスクールも存在します。
送迎込みの価格は、地方だと月謝+2,000円~、東京のあるスクールでは月謝+1万円という教室もあります。

書道

  • 入会金:2千円~4千円。
  • 月謝:3千円~5千円。
  • 時間は90分~2時間くらいが一般的。

習字セットがあればできるので、あまり費用はかからない習い事です。
送迎を行っている教室は少なめですが、学童保育で取り入れているところは多いようです。

そろばん

  • 入会金:3千円~8千円。
  • 月謝:5千円~1万円(地方なら3千円程度のところもあり。)
  • 週2回だと週1回の価格に+2千円~3千円。
  • 週3回だと週1回の価格に+4千円ほどで受けられる教室もあります。

1回のレッスンは1時間~2時間。

都内で送迎をしている教室はそれほど多くはないのですが、沖縄県では、珠算教室は送迎バスが一般化しているのか、かなり多くの珠算教室で送迎を実施しています。

スイミング

  • 入会金:3千円~6千円。
  • 月謝:5千円~9千円。

上記は、週1回で60分の場合で、週2回だと月謝+2千円前後のスクールが多いです。

送迎バスがあるスクールが多く、遠方でも通わせやすいのが魅力です。

小学生の習い事 まとめ

習い事と言っても動機や目的は様々です。
プロを目指すのか、大人になった時の教養をつけるためなのか、目的をはっきりさせることが大事だと思います。

また、習い事に対して過度に期待し過ぎないということも大切です。

「子どもにピアノを長い間習わせていたけれど、難しい曲が弾ける前にやめてしまったから無駄だった」と習わせていたことを全否定する人がいます。
確かに元々はピアノの上達が目的だったのかも知れませんが、子どもにとって習ったことが全く無駄ということはないはずです。
少なくとも習っていたおかげで、少しは譜面を読めるようになったとか、音楽が好きになったのなら意味があったのではないでしょうか。

ぜひ習い事を通じて親子共に充実した日々を送ってください。

あなたはこれまで何を学んできましたか?

学ぶというと学校での勉強が連想されますが、習い事や書籍で知識を得る事も立派な学びです。
人は学ぶ事で視野が広がり、人生の可能性が広がります。
ただ、何かを学びたい時、こういった思いを抱いた事はないでしょうか。

「もうすぐ受験だけど、効果的な勉強方法はないかな?」
「子どもに習い事をさせてみたいけれど、どんな習い事がいいかな?」

勉強はしたいけど、どうやって学んでよいかわからない。
お子さまに習い事させている方に聞いてみたいけど、身近に聞ける人がいない。
運良く周りに聞ける人がいればよいのですが、そうも言えないのが現実ではないでしょうか。

学ぶためには本人の努力が必要なものの、その原動力はやはり本人の意欲。
相談できる人がいないだけで、せっかく芽がでた学びの意欲を無くしてほしくないというのが、私たちの根底にある思いです。

そこで学びの芽を育むための情報を提供したいと考えた結果、私たちは当メディア「STUDYCLIP」を誕生させました。

「STUDYCLIP」は世の中に埋もれた学びにまつわる情報を切り抜いて提供しようという意味です。
当メディアがあなたの学びを通して、豊かな人生を送る一助になれば幸いです。