学習習い事

くもんに通うには何歳からがベスト?理由や教室選びのポイントを紹介

学習系の習い事を始めようと思うと候補によく上がるのがくもん教室です。

 

習い事をいつから始めるのかは難しい問題で、無料説明会や体験会などでも「何歳から通うのがいいのでしょうか」などとよく聞かれます。

 

くもん教室の先生になりたいと思いながら3年間働いていた私が、くもんに通うには何歳からがベストか、その理由や教室選びのポイントを紹介します。

(一部、地域や教室によって異なることがあるかもしれません。詳しくは各教室にお問い合わせください。)

くもん(公文式教室)とはどのような習い事?

 

くもん教室とはどのような習い事なのでしょうか。

CMなどで「くもん」を知っているものの、実際どのようなことをしているのか分からないという人のために特徴を詳しく説明します。

 

くもんは授業時間が決まっているのではなく、「1日5枚のプリントを100点に出来たらお終い」です。自宅でも毎日プリントの宿題をします。宿題は、次の授業で提出し採点してもらいます。

 

間違った問題は自分でもう一度考えて解きなおし、再度提出します。時間で決まっているわけではないので、1人1人教室から帰る時間は異なります。

 

次にくもんの特徴を紹介します。

「自分の力で学年を越えて進む」学習法

 

くもんは、年齢や学年の枠に一切とらわれず、一人ひとりにあったレベルの教材を使用します。次に進むか、復習させるか、プリントの選び方が先生の腕の見せどころです。

 

問題は、100点になるまで何度でも何度でもやり直します。プリントは、難易度ごとに細分化されたスモールステップの教材を使用します。同じプリントでも必要と判断すれば、再チャレンジをし学習の定着を目指します。

 

プリント学習を通して「1人でできた!」をたくさん体験できます。

 

スモールステップを大切に自学自習で進める勉強

 

くもんの教材は、自分で読み、自ら考え、解き進んでいく「自学自習」形式です。先生が教えてくれるわけではありません。だからといって、先生は何もしないわけではありません。

 

先生が子どもが無理なく解ける難易度のプリントを選んでくれます。やさしい問題からできる問題へ、そして少し難しい問題から高度な問題へ、大きくつまずくことなく自然にステップアップしていきます。もし、つまずいてしまっても、先生が寄り添い励ましてくれます。

 

ほんの少しずつ問題の難易度が上がる「スモールステップ」なので「教えてもらわなくても自分だけでやればできるんだ」という自己肯定感が育ちます。

 

【くもん何歳から問題】4~6歳をオススメする3つの理由

「くもんは何歳から始めるのがベストなの?」といわれると私は4〜6歳をオススメしています。

くもんは、小学1年生の春から始める人も多い習い事です。しかし、くもんで働いていた経験でいうと、4歳〜6歳ごろに始めるのがベストだと考えています。

その理由を3つ紹介します。

理由①自学自習の習慣がつく

小学校に入るまでに身につけたいのが自学自習の習慣です。

小学生になると宿題が始まります。これが子どもにとってはかなり困難です。

 

プリント1枚に何時間もかかるという子も少なくありません。しかし個人差は多少あるものの、くもんで自学自習の習慣がついていると、自ら学習を始め、あっという間に宿題を終わらせます。

 

学校の宿題は、プリント1枚10分もあれば解ける問題がほとんどです。音読も取り掛かりがスムーズですらすら読めるようになるでしょう。

 

理由②基礎学力が自信につながる

4歳~6歳ごろにくもんを始めていると小学校入学後には、読み書きや数字の概念が分かるようになっているでしょう。早い子だと足し算引き算・掛け算に入ることも十分可能です。

 

「学校の問題が簡単すぎてやる気がでなくなるって聞いた」などという人もいますが、私はそのような子を見たことがありません。「宿題=復習」としてちょうどいいと感じている子が多いようです。「授業が分かる!」といいながら、自信を持って積極的に挙手する子が多い印象を受けます。

 

授業を受けていても、積極的に手を挙げ「知ってる!」「できる」を実感できるので自信につながります。

理由③新しい習い事を始めるのはかなりの負担

新生活が始まる1年生の時期に新しい習い事を始めるのは、子どもたちにとってかなりの負担です。

学校だけでも四苦八苦しているのに、くもんも1日5枚程度の宿題が出ます。大人でもかなりしんどいと思いませんか?

 

小学生になってから新しい習い事を始めようと考える親御さんは多いですが、できれば年長さんの12月ごろに始めるか、学校生活に慣れてからのほうがいいでしょう。

 

【番外編】0.1.2歳には Baby Kumon(ベビーくもん)がオススメ

 

くもんを始めたいけど、まだ子どもが0.1.2歳という親御さんにはBaby Kumon(ベビーくもん)がオススメです。

 

入会金や教材費は不要で1カ月2,200円(税込)。おうちで遊ぶ教材(絵本ややりとりカードなど)+月1回先生との対話ができます。

 

「初めての子育てで、子どもと2人きりの生活がしんどい」「子育ての先輩から参考になる話を聞きたい」という人にはぴったりです。

 

先生と保護者が一緒に、読み聞かせや歌いかけ・語りかけ・やり取り遊びができます。子育ての相談もできるので、気になることがあればなんでも質問しましょう。

 

早く始めることに対するリスクは?

 

くもんを早くに始めることに対するリスクには下記のようなものがあります。

 

・毎日宿題をさせるのが大変

・親の負担が大きい

・勉強を嫌いになる可能性

 

未就学児さんが習い事をするときは、宿題や送迎など親の負担もすくなくありません。しかし、5・6歳になると自主的に宿題をし始める子もいます。

 

実際、うちの子たちがくもんを習っていたときは、平仮名が読めるようになった年中さん夏休み以降から1人で宿題をしていました。

 

宿題の負担が大きいと感じたら、枚数を減らしてもらうこともできるので、教室の先生に相談してみるのもオススメです。

 

くもんで学べる教科は?

くもんの月謝は、幼児・ 小学生の場合1教科7,150円(東京・神奈川地域 7,700円)です。教材費や学力診断テストの費用も含んだ金額なので急な出費はありません。

 

2教科習うと14,300円、3教科だと21,450円です。値段だけ見ると少し高い印象を受けるかも知れませんが、学習塾に比べるとコスパのいい習い事です。

 

ここでは、くもんで学べる教科と、その特徴を紹介しましょう。

 

すべての教科の基礎となる【国語】

 

  • 文章を構造として理解できる
  • 高度な読解力が身につく
  • できるまで解く
  • 問いに対する答え方がわかる
  • 論理的思考力が身につく

 

くもんを幼児期に始めるのであれば国語がオススメです。国語はすべての教科の基礎です。

 

まだ、平仮名も読めない子でも百人一首や短歌を1日1つ暗記させて、インプット&アウトプットの練習を繰り返す教室もあります。日本地図パズルや玉そろばんを使う教室もあります。

 

平仮名が読めなくてもできる勉強がたくさんあるので、まずは無料体験に参加し確認してみましょう。

 

基礎計算力を身につける【算数】

  • 計算が早くなる(暗算力)
  • 成果を感じやすい
  • 先取りしやすい
  • 自信がつく
  • 集中力が身につく

 

成果を実感しやすく、男の子に人気なのが算数です。

 

くもんを検討している人のなかには「くもん教室に通っていたから計算が早い」という話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

 

実際、足し算・引き算・掛け算・割り算など、算数の基礎である計算が早くなります。算数が苦手な人の多くは、この計算でつまづきます。くもんで勉強していると、つまづくことなく自分の計算力に自信が持てるようになります。

 

耳を鍛えて長文読解力も身につける【英語】

  • 英語が聞こえる耳になる
  • 長文読解の力が付く
  • 単語などインプットの量が多い
  • 中学校の勉強に近い
  • 聞こえるまで何度も聞きなおせる

 

いま、くもんで人気があるのが英語です。イーペンシルと機械を使って、プリントに書かれている英語を音声再生します。

 

2教科目を考えているのであれば、英語をつけるのもオススメです。国語と算数だと宿題のボリュームも増え負担が重くなりますが、英語ならそのような心配もなく、いい気分転換になります。

 

くもんで英語を勉強していたおかげで、リスニングには自信があるという声も聞きます。

 

オンライン英会話に比べるとスピーキングの力がつかないという意見もありますが、1日1回は先生の前で長文を読み上げる機会があるので全くできないというわけではありません。

英語塾に関しては下記の記事もあわせてご確認くださいね(^^)

【2024年】小学生におすすめの英語塾ランキング12選!料金、対応地域、レベルなど徹底解説!

教室を選ぶポイントは?

くもんは、小学生でも「しんどい」と感じることがある習い事です。

 

未就学児の場合、勉強することに慣れていない子も多いので授業の途中で正解が分からず泣いてしまう子もいます。しかし、泣いても多くの場合は自分でプリントを仕上げてから帰ります。

 

子どもに合った教室を選ぶことでしんどい勉強も楽しく努力することができるようになるでしょう。

 

教室を選ぶポイントは3つです。教室によって雰囲気や宿題の量が違うので必ずチェックしましょう。

子どもと先生の相性はどうか

幼児さんの場合は必ずチェックしてほしいのが先生との相性です。

 

「近所で有名ないい先生」でも、お子さんによってはそうでないこともあります。教室が少し暗い、なんとなく殺風景、などという大人から見ると些細な理由で行けなくなるお子さんはたくさんいます。

 

同じ勉強をしていても、先生と相性が悪いと通うのが嫌になるので注意が必要です。

 

先生は1つの教室に3〜4人いるので、1人でも気が合いそうな先生がいれば長続きする子が多い印象です。

教室の雰囲気や他の生徒たちの様子はどうか

見学の際に見てほしいのが、教室の雰囲気です。

 

ざわざわしていて全然集中できていない子が多いクラスや、逆にだれもしゃべらず緊張感のあるクラスもあります。

 

くもんは、教室に行く時間が決まっていないところがほとんどです。しかし多くの場合、みんな自分の中で決まった時間にやってきます。

 

くもんは勉強するところなのでみんなで和気あいあいとまではいきませんが、みんながライバルとして雰囲気のいい教室もあるので自分の子どもが通う時間帯の雰囲気をチェックしてみましょう。

送迎しやすいかどうか

幼児さんは保護者の送迎が必須です。

 

習い始めのうちは1教科20分程度なので、そのまま教室内もしくは車で待っている人がほとんどです。しかし、プリントで丸をもらえないときや、新しい単元に入ったときなどはもっと時間がかかります。終わる時間が決まっていないので、お迎えに行くタイミングが読みづらく難しい場合があります。

 

子どもが携帯を持っていない場合、教室が終わったら先生から連絡がもらえるのか、もしくは終わった後に連絡をするための公衆電話が近くにあるのか、なども聞いておくといいでしょう。

 

車を停めておく駐車場があるか、教室内に待合室があるかなども重要なポイントです。

 

小学生になってから始めるのは遅い?

くもんでは、小学生になってから始める子も多く、ダメなことではありません。

 

無学年で学習できるくもんはいつから始めても、諦めなければ学年を超えて伸びます。ただ、簡単に解けるレベルのところからスモールステップで進むので、学年を超えることは時間もかかり簡単なことではありません。

 

1年生の4月から始める場合、学校の宿題にくもんのプリントまであるので宿題ができなかったという子も少なくありません。夏休みを過ぎるころまでが正念場で、それを超えるとぐっと楽になるはずです。

 

どうしてもしんどい人は先生に相談しましょう。

 

低学年から始めることで5、6年生になったとき「くもんを習っていたから計算が早い」「音読がすらすらできる」「本が好き」など効果を感じることができるはずです。

 

くもんを何歳から始めるか悩んでいるなら4~6歳がベスト

くもんは何歳から初めても問題ないですが、4〜6歳で始めると「計算が早い」「音読が得意」「自学自習の習慣」など効果を実感しやすいでしょう。

 

くもんを何歳から始めるか悩んでいるのであれば、未就学児のうちに始めると親も子どもも負担が少ないですよと伝えていますが、未就学児さんは個性の範囲が広いので「静かに出来ない」「座っていられない」などの心配もあるでしょう。

 

周りの子のいい影響を受けて意外とすんなりできるようになる子もいるので、親が勝手に「できない」「まだ早い」と判断するのではなく一度体験教室に参加してみることをオススメします。

あなたはこれまで何を学んできましたか?

学ぶというと学校での勉強が連想されますが、習い事や書籍で知識を得る事も立派な学びです。
人は学ぶ事で視野が広がり、人生の可能性が広がります。
ただ、何かを学びたい時、こういった思いを抱いた事はないでしょうか。

「もうすぐ受験だけど、効果的な勉強方法はないかな?」
「子どもに習い事をさせてみたいけれど、どんな習い事がいいかな?」

勉強はしたいけど、どうやって学んでよいかわからない。
お子さまに習い事させている方に聞いてみたいけど、身近に聞ける人がいない。
運良く周りに聞ける人がいればよいのですが、そうも言えないのが現実ではないでしょうか。

学ぶためには本人の努力が必要なものの、その原動力はやはり本人の意欲。
相談できる人がいないだけで、せっかく芽がでた学びの意欲を無くしてほしくないというのが、私たちの根底にある思いです。

そこで学びの芽を育むための情報を提供したいと考えた結果、私たちは当メディア「STUDYCLIP」を誕生させました。

「STUDYCLIP」は世の中に埋もれた学びにまつわる情報を切り抜いて提供しようという意味です。
当メディアがあなたの学びを通して、豊かな人生を送る一助になれば幸いです。