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【体験談】スポーツの習い事は中途半端でも絞らなくてもいい!その理由とは!?

アメリカでスポーツインストラクターをやっています。
子育てが終わりつつある1児(男)の父でもあります。

仕事柄多くのお子さんに接しますし、
また親として自分の子を色々な習い事に連れていきました。

今回はその両方の経験から学んだことや感じたことをご紹介したいと思います。

なぜスポーツ?

息子が生まれて、赤ちゃんから幼児へと育ってくるにつれて、
僕ら夫婦には共通の願いがありました。
この子には健康で育ってほしい、楽しい子供時代を過ごしてほしい、この2つです。

どの親でも思うことでしょうが、僕らにはそれが切実に感じられる理由がありました。
ご存知かもしれませんが、アメリカでは子供の運動不足と肥満が社会問題にまでなっています。

車社会ですので、子供は自分の足で歩いたり、子供達だけで外で遊んだりすることがあまりありません。
放っておいたら、テレビとゲームだけで過ごしてしまいます。
子供の健康に良いわけがありません。

もう1つ、これは僕らの事情ですが、息子は一人っ子でした。
家の中で一緒に遊ぶ相手がいません。
たまたま近所にもあまり年の近い子供がいませんでした。
だから友達を作る場所を見つけてあげたかったのです。

その為に僕らはありとあらゆるスポーツ系の習い事に息子を連れていきました。
目的は運動する機会と友達を作ることでしたので、
勉強や芸術関係の習い事にはあまり気が回りませんでした。

スポーツは何よりも楽しむこと

スポーツをすることによって得られる教育的効果みたいなものにも僕らは全く興味がありませんでした。
子供が楽しく運動出来てさえいれば、僕らは満足だったのです。

アメリカのスポーツ事情はそんな僕らにとって好都合でした。
殆どのスポーツがシーズン制で、1年のうち数か月ぐらい(ときには数週間だけ)あるスポーツをやって、
また別のスポーツに移るということが可能だったのです。

そして、どのスポーツでも共通していることですが、子供が楽しむことが最優先になっていました。
基本練習にはあまり時間を割かず、すぐに試合を行うことが普通でした。
試合も勝ち負けより、全員が参加することに工夫がされていました。

野球を例にとりますと、シーズンは2月から5月までの約4か月間。毎年チームが変わりました。
最初の1、2週は練習をしましたが、すぐに試合が始まりました。
平日に1回、週末に1回試合があって、後1日だけが練習日、というのが平均的なスケジュールでした。

1チームに最多でも12人しかメンバーを入れず、毎試合必ず全員が出場することがルールでした。
打順だけではなく、守備のポジションまでローテーションするので、
全員にピッチャーをする機会がありました。

こんなやり方ですので、野球少年の技術レベルは日本に比べると
けっして高くありませんでした。と言うより、かなりヘタクソでした。
リトルリーグの世界大会で日本チームがよく世界一になるのも無理はありません。

それでも参加した子供達全員が野球というゲームを楽しめる
よく出来たシステムだと僕は思います。
そして他のスポーツも基本的には同じようなやり方だったのです。

多くのスポーツを経験させて良かったこと

野球以外に息子が通った習い事の大体の年齢とシーズンを並べるとこうなります。

サッカー  5歳から9歳まで(秋から冬)
水泳    4歳から6歳まで(夏)
空手    4歳から10歳まで。16歳のときに再開(通年)
バスケ   8歳のときに2か月だけ(夏)
テニス   6歳の時に2週間だけ。14歳の時に再開(通年)
体操    5歳から6歳まで(通年)

ご覧の通り、長く続いたものもそうでないものもあります。

このうち、空手は僕が道場の責任者で、野球はコーチでもあったのですが、
どのスポーツも続けるかどうかの判断は息子に任せて、僕らは一切口出ししませんでした。
親としての役目は息子を練習や試合に連れていくことと、応援することでした。

応援も「頑張れ」ではなく、「Have Fun!」が基本です。
どのスポーツのメールリストだったのか忘れてしまったのですが、
親の一番の役目は?の問いに、あなたの子供の一番のファンになることです
という回答をよく憶えています。

おかげで、息子が健康に育つことと、友達をたくさん作る、という僕らの願いは実現できました。
息子は今16歳ですが、高校の部活動では陸上長距離走とテニスをやっています。
短い期間ですがレスリングもやっていました。

インストラクターの立場から思うこと

息子の例でわかるように、アメリカでは子供の頃からなるべく多くのスポーツを経験し、
高校生になっても複数のスポーツを行うことが奨励されています。
一つのスポーツに特化するのは大人になってからでも出来ると言う考えです。

僕は今クロスフィットというフィットネスジムで子供のクラスも受け持っています。
前述しましたように、空手と野球を指導していた時期もありますので、
それを合わせると今までに数百人以上のお子さんをお預かりしてきました。

そうした経験から言えることですが、
僕も子供には出来るだけたくさんのスポーツをさせる方が良いと思います。

世の中には数多くのスポーツがあります。
子供がどのスポーツを好むか、どのスポーツに向いているのかは、
やってみないとわかりません。

ある時点で好きではなかったスポーツが、ずっと後になってから好きになることもあります。
大切なのは、子供を運動嫌いにさせないことです。

運動能力の発達という意味でも、複数のスポーツを経験させるべきだと思います。
あるスポーツに特化すればするほど、そのスポーツ特有の技術だけが上がり、
他のスポーツに応用がきかなくなります。
同じ動作を繰り返すことによる蓄積疲労やケガのリスク、そして精神的な飽きも見逃せません。

複数のスポーツを行うメリットをまとめると以下になります。

  • 飽きがこない
  • 季節や気候に適した運動が出来る
  • バランスが取れた運動能力が向上する
  • ケガのリスクが軽減する
  • 自分の特性にあったスポーツを探すことが出来る

スポーツは本来「遊び」

あるいはスポーツを「習い事」と呼ぶこと自体が間違っているのかもしれません。
スポーツの起源は、本来は「遊び」のはずです。

昔のように子供達が自由に外で遊び回るような環境であれば、
子供が運動不足になることもなかったのだと思います。
残念ながら、現代では親が子供の好きなスポーツを探してあげて、
送迎してあげて、お金を払ってあげなくてはいけません。

子供の習い事が続かないという悩みを持つ親御さんには
是非言っておきたいことがあります。

日本のスポーツは武道的、あるいは教育的な精神修養の一面が強調され、
一つのことに打ち込むことを良しとする傾向があります。
それはそれで一つの価値観だとは思いますが、
それを子供に押しつけるのはどうかなと思います。

好きでもない運動を無理矢理やらされることほど子供にとって不幸なことはありません。
大人だったら運動不足解消のために苦しくても頑張ろうと思えるかもしれませんが、
子供にはそんな概念はありません。

もしお子さんがあるスポーツを楽しんでいないようだったら、
そのスポーツに固執しないで、別の何かを探してあげてほしいと思います。

あなたはこれまで何を学んできましたか?

学ぶというと学校での勉強が連想されますが、習い事や書籍で知識を得る事も立派な学びです。
人は学ぶ事で視野が広がり、人生の可能性が広がります。
ただ、何かを学びたい時、こういった思いを抱いた事はないでしょうか。

「もうすぐ受験だけど、効果的な勉強方法はないかな?」
「子どもに習い事をさせてみたいけれど、どんな習い事がいいかな?」

勉強はしたいけど、どうやって学んでよいかわからない。
お子さまに習い事させている方に聞いてみたいけど、身近に聞ける人がいない。
運良く周りに聞ける人がいればよいのですが、そうも言えないのが現実ではないでしょうか。

学ぶためには本人の努力が必要なものの、その原動力はやはり本人の意欲。
相談できる人がいないだけで、せっかく芽がでた学びの意欲を無くしてほしくないというのが、私たちの根底にある思いです。

そこで学びの芽を育むための情報を提供したいと考えた結果、私たちは当メディア「STUDYCLIP」を誕生させました。

「STUDYCLIP」は世の中に埋もれた学びにまつわる情報を切り抜いて提供しようという意味です。
当メディアがあなたの学びを通して、豊かな人生を送る一助になれば幸いです。